2023年11月の雑木林

若葉の森3・1会 猛暑が去り補修作業は効率よく

11月5日(日)晴れ時々曇 参加者4名

地域の防災訓練と重なり、4名での活動になった。手分けしていた従来と作業方法を変えて、全員で一緒に一つずつ作業を進めた。自ずと作業量は少なくなったものの、効率的に作業が進むと共に連帯感も強く感じた。

1.第1緑地の様子

今年の猛暑の影響か緑地が乾燥し土砂流出溜めに、センダンクサやオトコエシが繁茂していない。対策として落葉溜の腐葉土を撒く事を検討したい。

<作業内容>
・六別坂の落葉掃き掃除
・中央保全地の竹囲い補修
・土砂流出留の割れた竹材の交換

2.第2緑地の様子

宅地造成のそばで、シラヤマギク・ガマズミ・ヤマウコギを確認。継続して植物を調査し宅地隣接木伐採後の緑地保全方法に役立てたい。住宅造成地の隣接地に出現した「アオスジアゲハ」は、順調に成長している。

<作業内容>
前回に続き隣接宅地の低雑木伐採・刈り取り
(クサギ・イヌシデ等7本)。

3.第1・2緑地に接する宅地造成地の様子

よう壁の型枠工事が進んでおり、地盤が低くなる第1緑地側から見ると、かなり高い印象がある。

左手奥が第1緑地

4.動植物

六別坂沿いに咲くチャの花
第2緑地の小路の脇でひっそりと咲くカゼグサ
ゴンズイ 第2緑地の落葉中低木
洗濯用ネットを被せて保護しているアオスジアゲハ幼虫

(by J.E.& A.K.)


入間・樹林の会

2023年11月19日(日)晴れ 気温15.1℃
参加者:7人

26日の崖線ウォークのために通路整備や坂道の落ち葉を掃いたり、トラップはずしと分かれて活動した。坂道の落ち葉は大量で、雨が数日前にふったためか湿っていて見た目に以上に重く掃いて集めるのが思いの他大変だった。通路は落ち葉を掃き、飛び出してきている枝の剪定、下草刈りを行った。通路杭が腐り倒れているのであらためて危険であると確認した。

マテバシイ広場にはマテバシイのどんぐりと坂道にはシラカシのどんぐり、雑木林広場にはクヌギのどんぐりと殻斗(かくと=どんぐりを包んでいるもの)、坂道にはシラカシのどんぐりと横縞模様の殻斗が落ちていて、カキも実がなっていたのでウォーク当日に展示することにした。他にもセンリョウの実が赤くなり、マンリョウ、ヤブラン、ヒヨドリジョウゴの実がなっており、秋の実りを実感できた。(報告:安部)

1センリョウの実
2マンリョウの実
3ヤブランの実
4ヒヨドリジョウゴの実
5どんぐりいろいろとカキ
6樹林地入口より

カニ山の会 残った夏草の刈取り

11月11日(土)曇り 参加者10名  

前日辺りから急に寒くなり、樹林内も少し秋らしくなってきた。

数か月前から会員内で話し合い東樹林東の民家際の草刈りは業者に任せることを市にお願いしたが、中側は刈らないよう要請している(雑木林にふさわしい草本等を守るため)。その業者による刈払い作業が今月中頃に実施されるとの連絡があったので、今日は、樹林東エリアの北と東にある民地塀より3m程度を刈り残し、その内側の草刈を行う。伐採した切り株から伸びた萌芽幹は基本的に再伐採(一部残す)。

刈り残した区域を見た感じでは残り幅が中途半端にも見え、今回の結果に基づき市と再折衝する必要があるかもしれない。

民家塀際の刈り残し
東樹林のカキの紅葉

午後は刈草を回収しまとめて置く作業。樹林東エリアの草刈りを終え、カマ等の道具を片付けてキャンプ場北エリアに移動する。 前回活動日はボランティア講座の生徒と行った作業でなんとか草刈りは終わったが、刈草の片付けの時間はなく、あちこちに小山状に積んだ物を一カ所に積み上げた。 一ヶ月の放置で刈草の嵩は半分ほどになっていたのだが、それでも相当な量だった。

キャンプ場北に山となった刈草
すっきりしたキャンプ場北部分
草刈りの後はアレチヌスビトハギの種がビッシリ!

作業を終えると多少汗ばんだシャツが冷えて一寸冷たかったが作業にはもってこいの天気だった。まだまだ枯損枝・刈草を活用する「しがらみ柵」や、通路の土留め対策などもやりたいが時間が足りない。15時、野草園内で道具を片付けて散会。来月は少なくともササ、ボサを刈払って良い新年を迎えたいものだ。

昼休憩前にはカニ山会員数名が環境政策課課長以下と面談した(10/23)内容の報告を行った。カニ山北の皆伐されたエリアの公有化が決定したことで、跡地利用として樹林を残す・樹木苗圃にするなどの案を出し、市民参画の緑地保全を行って欲しいとの話をしたが、市としては柏野小北の畑地と統一した利用を考えているもよう。

報告を聞いたカニ山会員の関心も高く、保全するという市の政策もちぐはぐで批判意見も出された。市民参画の緑地保全を発展させる必要が熱望されるが市民の人材集めを考えても現状は難しい。しかし今後の政策を注視し会として積極的に関わって行くことが話し合われた。(S&K)