9月の雑木林

入間・樹林の会

9月19日(土)曇り 参加者8人

 市民活動支援センター職員と紹介のボランティア1人の参加もあり初めに樹林地内の巡回と説明を行った。参加者全員で雑木林広場の下側のアズマネザサ刈りをおこなった。1年ぶりに参加した若いメンバーと助っ人があり作業を予定通り終えることができた。10月5日にボランティア講座の植生調査が予定されているので植物は残しながらの作業とした。カシノナガキムシクイによるナラなどの立ち枯れについては、今のところ樹林地内にはないが坂道隣のNTT側に見られる。花はクサギ、ヤブミョウガ、ミズヒキ、ハエドクソウ、ヌスビトハギ、ヤブランが、実はキツネノカミソリ、キンラン、ヤブミョウガ、ムラサキシキブ、マンリョウなど。クロアゲハ、キチョウ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、鳥はシジュウカラ・ハシブトカラス。 (安部)

ヤブミョウガ
ヤブラン
草刈り前
草刈り作業中

若葉緑地の会 カジノキの枯木を伐倒

9月13日(日)曇り 6人参加

 9月11日まで最高気温が30℃以上の日が続いたが、13日は10時の気温が24.9℃(府中)で、ようやく残暑が一段落。

 緑地内と周辺道路の清掃の後、この日のメインイベント、青空広場の際で枯死したカジノキの伐倒を行いました。春先に気づいて伐ることを決めたものの、活動休止などで延び延びになっていた。なお、この枯死はナラ枯れとは無関係です。

伐倒されたカジノキ

 この日は、仙川の桐朋女子高等学校放送部の3人が取材に来訪。予めメールで知らされていた質問項目(緑地の特徴や魅力、ボランティア参加の動機、活動で大変なことなど)のインタビューがあり、参加者それぞれが答えました。

 続いて、カジノキを予定した方向に安全に倒す様子を動画に収録。第2緑地・第1緑地も案内し、ナラ枯れの状況を見せて説明しました。1時間余りの訪問でしたが、5分の番組にまとめて、コンクールに出すとのこと。

 学校内のアンケートでは、若葉町の緑地を知っている生徒は少数だったそうです。しかし、緑地内を案内するうちに「こんな良いところが近くにあるのなら、遠くの森まで巡検(授業で行う実地調査)に行かなくてもいいのに」との感想も聞かれ、うれしくなりました。

桐朋女子高等学校放送部の皆さんと

 第3緑地でも毎年、不思議なくらい「お彼岸」に合わせたようにヒガンバナが咲きます。ただ、今年は1週間ほど遅れて9月末に咲き揃いました。

 8月以来、例年にない高温少雨の炎暑が続いて、季節に合わせた植物たちの歩みが止まっていたのでは?庭でも花たちが急に元気になりました。 (大村)

第3緑地のヒガンバナ

若葉の森3・1会 「ナラ枯れ」から保全方針を考える

9月6日(日) 曇り 参加者7名

 ハランの植え直し、調布市より伐採の要請のあった樹木の状況確認と今後についての話し合い、「ナラ枯れ」被害木の調査を行った。

・近隣の方より譲り受けたハランの株を先月第1緑地に植えたが、掘り起こされている箇所があったので、より安定するように植え直した。

ハラン植え直し(第1緑地)

・第一緑地のシラカシの数本の大木が、隣接住宅の敷地に越境していて、調布市からは該当樹木の剪定または伐採を要請されているとのことで、樹木の状況を確認した。

 また、隣接住宅との緩衝地帯を将来どのように保全し、近隣住民と雑木林がどのように共存していくべきか、メンバーで話し合った。シラカシの大木の剪定度合や、緩衝地帯に新たに植えるべき植栽等について意見交換した。

隣地に近いシラカシ(第1緑地)

・カシノナガキクイムシが病原菌を伝播することによって起こる「ナラ枯れ」被害について、衛藤さんを中心に状況を調査。コナラの位置の確認およびコナラ間の距離を測定した。第2緑地では9本(38本のおよそ4分の1)のコナラに感染が確認された。

 被害のあったコナラの根元に「ナラ枯れ被害経過観察木」の札を立て、通りがかった人にも状況を理解してもらえるようにしている。その他、コナラの幹に捕虫ネットを設置し、カシノナガキクイムシの入り込むのを防止できるかを試験中である。

コナラ間の距離を測定(第2緑地)

・大木を中心に伝染して起きた「ナラ枯れ」をきっかけに、今後の「雑木林のあり方」や「雑木林の保全活動の方針」に関して、考え直さなければならないことに気づいた。

 これまでは大木を守ることを主眼にした保全活動の方針を採ってきたが、かつては「薪炭林や農用林として利用された里山」であったことに立ち返り、ある程度育った樹木は伐採または強剪定し、新しい若木を育て、木々を更新していく方針に転換することも検討しなくてはならないだろう。(UNOK)

「ナラ枯れ」被害のコナラ(第2緑地)

カニ山の会 増えるばかりの悩みの種

9月21日(月)・曇り・参加者7人

 定例活動日9/12は雨で中止となり代替日の活動。9/13、9/16に有志で行った「ナラ枯れ」調査の続きを午前中のみで行いました。

ナラ枯れの木には取り急ぎの「使用禁止」のテープ
特にキャンプ場かまどの周辺に集中

物騒な「使用禁止」のテープ、落ち葉の季節でもないのに枯れた葉、根元のおが屑の山。

この違和感の正体が実はかなり深刻な問題であり、それが虫、菌の仕業であることは保全活動に関わっていない限りなかなか気づく・知ることは難しそうです。

ここにある被害の出た木をすべて切ったとしたら随分景色は変わりそうですが、人が多く立ち入る場所だけに早めの対応が必要と感じました。(新たな木を育てる、という長期的な対応も)

「東樹林・東エリア」住宅地境界付近

3方向を住宅地に囲まれた「東樹林・東エリア」も見回ると、予想通りこの状態に。ここの草刈りは10月の作業日に行うこととして、この日は樹林内の園路の境界に置いた木が無くなっていたり(?)散乱しているところが多かったので補修。

補修後の園路

作業を終えて帰ろうとすると朽ち木をひっくり返して虫を探す小学生くらいの男の子3人と遭遇。なぜ園路がそのような状態になっていたのか理由がよくわかりました。。。  (安田)

8月の雑木林

カニ山の会 住宅に囲まれる樹林地管理のジレンマ

8月8日(土) 参加者8人。

カニ山の会の担当エリアの中でも東の境界に位置する「東樹林・東エリア」にて作業。3方向を住宅地に囲まれているため、その「景観に最も神経を使う場所」であると同時に、カニ山の会が担当する前から、そして今も「最も荒れたエリア」でもあります。

ジャングル状態の東エリア

南側は道路に面するため、外から見た時にあまり中が暗くなりすぎないようにと藪を切り開き、笹刈りなどを行います。

道路に接する南側の斜面下
南側斜面を「内側」から見る

午前中一杯刈り進めると内側からは「光が見えた」ように見えるのですが・・・

作業を終えて道路側から見てみると見通しの悪さは何ら改善しておらず愕然とします。

南側道路からの見た目

伸びては刈り、刈っては伸びる、のイタチごっこを繰り返し、さすがにカニ山の会メンバーも今後このエリアをどうするのか? 考えることを避けられなくなってきました。(安田)


入間・樹林の会

8月23日(日)晴れ 参加者9人

全員で樹林地内のナラ枯れの樹木の調査と、雑木林広場の駐車場側のアズマネザサ刈りを行った。若葉の森でカシノナガキムシクイによる立ち枯れがあるとの情報があり、全員で樹林地内を見て回った。入間町1丁目樹林地にはナラの大木は1本しかなく注意深くみたが、木くずはあるものの立ち枯れはしていなかったので安心したが、今後も情報交換が必要である。久しぶりの笹刈りで、疲れたものの充実感や達成感はあった。蒸し暑さもあり約30分に1回の休憩をとり水分補給をした。生き物はアキアカネと名前不明のトンボ、オサムシ?カマキリ、カラスアゲハ、ツマグロヒョウモン、鳥はカラスの鳴き声のみ、花はクサギ、ヤブミョウガ、アジサイ、ミズヒキ、ハエドクソウ、ヌスビトハギが、実はキツネノカミソリ、ヤブミョウガ、ムラサキシキブなど。笹刈りをしていてひょろっとしたツルボ?らしきものを発見した。(安部)

クサギの花
ヤブランの花
作業中1
作業中2

若葉緑地の会 ナラ枯れの兆候

8月の活動は休みでした。

8月は高温少雨が続き、猛暑日が13回、雨量は平均の約4分の1の47mm。

このような天候が影響したのか、7月にこれまでになく多数が出現したサガミランは、ほとんど姿を消しました。

活動場所の第3緑地では8月27日現在、シラカシ1本にナラ枯れの兆候が見られます。(大村)

第3緑地シラカシ

若葉の森3・1会 「ナラ枯れ」被害拡大 深刻な事態

8月の活動はお休みですが、若葉の森に広がる「ナラ枯れ」被害について衛藤さんを中心に有志が調査を行い、深刻な事態になっていて、早急に手を打つ必要があることがわかりました。

「ナラ枯れ」被害のコナラ(第2緑地)
  • 7月下旬に大坂のコナラの異変に気付いて、8月4日の雑木林連絡会で緑と公園課に報告し、6日にカシノナガキクイムシ(カシナガ)という害虫(が媒介するナラ菌により、集団的に枯損する)被害との連絡を受けました。
  • 8月18日、緑と公園課職員と第2緑地の「コナラ」立ち枯れ調査をしました。立ち枯れのコナラの根元に「きな粉」の様な木の粉(フラス)が付着しています。
木の根元に「フラス」(カシナガが孔道を掘った木くずや糞などの混ざったもの)

樹冠の葉が枯れはじめた木と既に葉が枯れ落ちている木がありました。この様な状態の木が第2緑地一番の巨木も含め4本あり計5本です。立ち枯れは年老いた木に次々と伝染するそうで、コナラが多い第2緑地が心配です。

枝の枯れたコナラ(第2緑地)

なお、重症なのは大坂に被さるコナラで、倒木の危険性があり、調布市が対応してくれます。

大坂(赤い車が通っている)に被さる被害木コナラ、倒木の危険性
  • 8月25日に若葉緑地の被害状況を調査しました。結果は、第1緑地はシラカシを中心に4本、第2緑地はコナラ9本(全体で45本の2割)、第3緑地はシラカシ1本でした。

被害木に「ナラ枯れ被害経過観察木」調査票を付けて経過観察を行っていますが、一番の心配は、第2緑地のコナラです。このまま放置すれば、全滅です。若葉の森だけでなく、周辺の入間2丁目緑地でも、西地区で3本、南地区で3本です。

調べるたびに被害が増えている感じで、早急に手を打つ必要があります。(UNOK)

「ナラ枯れ被害経過観察木」調査票

7月の雑木林

若葉の森3・1会 シラカシの樹液に集まる昆虫、そして人

7月5日(日) 曇りのち雨  参加者 8名
 第1緑地中央の裸地の土留め状況の確認、第1・第2緑地の遊歩道の縁木・柵の補修、六別坂落葉掃きなどを行った。11時頃に雨が本格的に降り始め、作業を中止した。

●第1緑地の中央裸地に土留を設置してまだ1か月程度しか経過していないが、斜面地に土が溜まり表面が柔らかくなっていた。ケヤキ・シラカシなどの実生が数多く出現した。先月確認した自然に生えてきた植物の小さな芽も、数が増えてきていた。

植物の小さな芽

●六別坂落ち葉掃き。都知事選の投票日のため普段より通行人が多く、わたしたちの活動に興味を示してくれる人も多かったように感じた。七夕用に笹の葉を刈り、通行人が自由に持ち帰れるように道端に置いた。地域住民に、緑や自然環境に対してより関心を持ってもらえるようにしたい。

六別坂落ち葉掃き・七夕笹

●梅雨で湿り気が多いこともあり、至る所にキノコが生えている。

キノコ

●第1緑地のシラカシから樹液が豊富に分泌しており、カナブン、ヒカゲチョウ、スズメバチ、カミキリムシ等の昆虫が集まっていた。スズメバチには注意が必要。

シラカシと昆虫

 この日もカブトムシや幼虫を探しに親子連れや子どもたちが来ていたが、夏の夜、第1緑地にカブトムシ採集の親子が集まってくる。

昆虫採集の子供、手にはカミキリムシ

●2020年度の崖線ウォークの運営(ガイドツアー、イベントなど)について、意見交換を行った。会議形式は三密を避けてソーシャル・ディスタンシング ミーティング(UNOK)

意見交換

若葉緑地の会 密生するサガミランにびっくり

7月12日(日)、参加者5人。
7月に入って梅雨空が続き、定例活動日の12日まで雨量がゼロだった日は1日だけ(府中の記録。以下同じ)。おかげで猛暑からは免れる日が続いていた。この日は陽が差して11時には30°Cを超え、最高気温は33.1℃に。

手術を受けられたメンバーがほぼ快復。数カ月ぶりの再会を喜びあったが、活動への復帰は慎重にと話し合った。予定していたカジノキ(新葉が出ず、幹にキノコが生えている)の伐採を見合わせ、メンバーが揃うときまで延期することに。

緑地周りの道路の清掃など必要最小限の作業を進めるうちに、散策路のすぐそばにサガミラン(絶滅危惧種)多数が密生しているのを発見。第2緑地では毎夏、生育を確認しているが、第3緑地では初めて。しかも、これまで見たことのない規模だ。急遽、散策路との間に保護柵を設けた。自らは光合成をしないで、地下の菌類から栄養をもらっている従属栄養植物のサガミラン。雨の多い気象が菌類の活動を活発化させ、サガミランもその「恩恵」を受けているのだろうか。

落葉などが雨で側溝に流れ込むのを防ぐため、道路の清掃は欠かせない。道路に枝葉が張り出しているのは、住宅の庭部分。緑地の樹木ははみ出していない。

サガミランの大群落を保護する柵の材料を加工中。

密生するサガミラン。まるで「豆もやし」みたいだが、膨らみは蕾。

蕾が開き始めると、こんな感じ。「どう? 私も蘭なのよ」。

サガミランの茎に付着する泡状の物質は何?ちなみに、花にはアリやダンゴムシがよくやってくる。

ヒル(蛭)。大村が「若葉の森」で見るのは初めて。これも多雨の産物?

ヒルは唾液に麻酔成分を持っているので、吸血されても気づかないことがあるとか。対して、蚊は吸血時にヒトに強い痒みを感じさせ、ひとたびヒトの反撃を受ければ落命のリスクも。ヒトの防御反応が痒みを感じさせるのか?だとすれば、いまのところ蛭の方が一枚上手。(大村)


入間・樹林の会

2020年7月19日(日)曇り
参加者9人で4か所の方形枠と2か所の植生調査を行った。林内は伸び放題の広葉樹の枝で陽がささず暗さが目立つ。その中でシャガの広場では、ケヤキの大木の伐採により明るくなり、アメリカセンダングサやタケニグサ、アカメガシワが生えてきていて植生が変化している。

雑木林広場46種、シャガの広場54種を確認し、いずれも5月より多かった。プチ違いは、ツタとキヅタ、ムクノキ・ケヤキ・エノキ、生き物はカラスアゲハ、ミスジマイマイ、スズメガの幼虫、鳥はコゲラ・アオゲラ・メジロ他、花はマンリョウ、ヤブミョウガ、アジサイ、ギンミズヒキ、ハエドクソウ、クサギ、キツネノカミソリが、実はイヌツゲ、ガマズミ、ムラサキシキブ。

アメリカセンダングサ
スズメガ幼虫
ツタ
ハエドクソウ
マンリョウの花
ミスジマイマイ
植生調査

カニ山の会 久しぶりに「ドングリの森(苗作りから育てている)」の手入れ

7月11日(土)晴れ 参加者10名
降ったり止んだりの天気が続く中、当初から「午前中のみ作業」と決めて行ったところ作業もはかどり、終わった途端に雨が降り出しました。

3か月間作業できなかった期間も含め半年以上もの間、住宅地に隣接した場所の草刈りなどを優先していたために、森を「育てる」作業を行ったのは久しぶりでした。

どんぐりのもり

この場所は2017年頃にどんぐりを発芽させ、苗を作るところから始めた「新しい森づくり」の場です。

クヌギ

調布市内では数が減っていると言われるクヌギをはじめ、人の背丈を超えて成長しているもの、まだ低いものも、根元の草を刈って成長を促します。

小さな森ですが人が手をかけて落葉樹を育てる、「雑木林」を実感できる場所です。 (安田)

6月の雑木林

調布市から「保全活動再開」の連絡

新型コロナウィルス感染防止のため4月13日、調布市から「市民団体による崖線樹林地保全活動についても、5/6までの活動の中止」要請が出ました。これにより5月中も各団体とも団体としての活動は休止しましたが、6月5日に「緊急事態宣言解除に伴い,崖線樹林地の保全管理活動の再開をお願いします」との連絡が調布市からありました。ただし、「体調の悪い時は活動に参加しない。手洗いの徹底とマスクの着用、身体的距離の確保(3つの密)を避ける等の行動を徹底。マスク着用による熱中症に十分注意」することが条件です。6月はこれを踏まえて、各団体の活動が再出発しました。


カニ山の会

2月以来4か月ぶりの活動となりましたが、6月13日は雨で中止、延期した翌14日は開始と同時に雨が降り出し午前中で終了、追加実施した6月20日の作業でようやく「密林」に光が差しました。

伐採

薮蚊を気にしながら作業をする憂鬱な季節ですが、小さな命を見つけてはふと手を止
める楽しみもあります。(安田)

カマキリ
カタツムリ

若葉の森3・1会 斜面裸地の土留め補強など

6月7日(日)曇りのち晴れ 参加者7名

 第1緑地の中央の斜面は、雨のたびに土が流れ落ち、植物も育たない裸地となっている。その対策として、土留めを約2m間隔に設置した。なお、第1緑地の裸地に自然に草の芽が数多く出てきた。注意深く様子を見る。

 隣地境界のアカメガシワ等がこの2か月間で住宅に接触しそうなほど生い茂ったため、伐採した。

 コロナ禍で5月の定例の活動は中止になったが、多くの作業が有志により実施された(第1緑地:土留めチップ敷き、コンポスト柵補修、東側土留め、粗朶柵製作、第2緑地:西側竹柵土留め、西側竹柵設置など)

 子育て中のカラスが人を追い払おうと攻撃してくる季節になったため、注意喚起のポスターを掲示した。(UNOK)

第一緑地中央裸地土留め作業
隣地境界アカメガシワなど伐採(左:作業前、右:作業後)
ネズミモチ ハナバチが吸密中 (第1緑地)
子育てカラスに注意(第1緑地)

若葉緑地の会 本格的な降雨に備えて

6月14日(日)、4月から休止していた定例日の活動を再開しました。参加者は4人。関東地方は11日に梅雨入り。この日も曇りから小雨模様となったので、1時間半ほどの活動で早仕舞いしました。作業は、北側住宅地との間の道路脇にたまった落葉や泥を除去し、強い雨の時、側溝内に流入するのを予防。散策路の階段横木の補修。中段の笹刈りなども。

北側の道路側溝に落葉や泥が流れ込まないように除去

第3緑地上段入り口近くのアカメガシワに花が咲きました。雌雄異株(しゆういしゅ)で、この木は雄のようです。アカメガシワは樹林の伐採跡などに先駆けて生え、成長が速いパイオニア植物。第二緑地のシラカシ伐採跡にもニョキニョキと生えて、新設住宅地にすぐ越境してしまいます。3月下旬、その名の由来である「赤色の芽」が、遅い雪の中で寒風に揺れていたのを想い出しました。成木の花を見ても、この新葉とはなかなか結びつかず、植物図鑑で同じ植物と確かめました。

アカメガシワの雄花
アカメガシワの新葉

2020年3月29日、雪の日、アカメガシワの新葉。右手奥の葉に載っているのは、落ちてきたイヌシデの花と思われる。(大村)


入間・樹林の会

 6月21日(日)曇り、参加者9名。6月より来年3月まで入間地域福祉センターが使用できないため、倉庫内の道具を全てだし在庫調べを行いました。その後、鎌や剪定ばさみなどの刃物類をはじめとしてカケヤ・スコップなどの必要最小限の道具類を、樹林地内に設置した小型物置に移動しました。セブンイレブン財団の助成金で購入した竹伐採等の道具について、初めてみたメンバーもいて在庫点検とどのような道具があるかの共有ができました。

 樹林地内の巡回時には、通路側のアオキを伐採してそのまま樹林地に投げ入れてあるのを見つけ、メンバーが緊急事態宣言下にシャガの広場の長年の課題であった伐採枝だめの枝を葉と枝に分けてくれた丁寧な作業との違いを確認しました。アジサイが見頃になり楽しませてくれましたが、その横の三角地の下草刈りや、民家横の下草刈りをはじめ雑木林広場の上下の笹刈りなどの優先作業が多いこともみんなで共有しました。これから暑くなるので熱中症にならないように注意が必要です。(安部)

あじさい
ガ毛虫?
伐採枝片づけ
火気厳禁看板
道具在庫

5月の雑木林

新型コロナウイルス感染拡大防止のため調布市の指示によりほとんどの雑木林は定例作業を中止しました。


入間・樹林の会

 5月17日 新型コロナウィルス感染防止対策による緊急事態宣言が発令されていたが、10人の参加者で植生調査を行った。7月から地域福祉センター改修工事のため使用できないとのこともあり、はじめに物置の組み立てを行い、落ち葉だめに設置し周辺のドクダミなどの下草刈りを行い整備した。

 その後植生調査を行ったため、2丁目樹林地の植物観察は中止した。ほかにゴミ拾いや、みつかったギンラン3株を仮の保護柵で囲った。シャガの広場のケヤキが伐採されていたためとても明るくなっていた。(安部)

3密を避けて植生調査
カブトムシ幼虫
ガマズミ花
ケヤキ伐採

カニ山の会

3月は雨天中止、4、5月も月に一度の定例作業は中止となり、実に4か月近くまとまった作業を行えていない状態です。

久しぶりに足を踏み入れた林の中は、すっかり強くなった日差しの下に心地よい木陰を提供してくれるようになっていました。

「4か月放置されている割には荒れていない?」と思いきや、実は写真とは別の場所では草が伸び放題になり、活動休止期間中にも一部の有志メンバー数人が単独で草刈りを行いました。

カニ山の近くでは田植えの準備も始まりました。6月はなんとか作業が再開できそうな様子です。雑草と戦う暑い夏がやってきます。(安田)

田んぼ

若葉の森3・1会/若葉緑地の会

金銀の共演

 大型連休の間に花が終わってしまった株も多いキンランに対して、ギンランは5月になって開花。しかし、近年の減少傾向に歯止めがかからず、確認できた株数はひと桁でした。

 そういう中で嬉しかったのは、ギンランがこれまで生育しなかったエリアで見つかり、しかも「銀」と「金」の共演がみられたこと。まるでキンランに守られるようにギンランが咲いていました(下の写真 5月5日撮影)。両者の大きさやたたずまいの違いも分かります。

金銀共演

 ギンランは主に第一緑地で生育してきましたが、森の一部をなしていた隣地(民有地)の宅地開発によって最も大きな環境変化(日照・風当りが強くなり、表土が乾燥・流失)が生じたのが、この緑地でした。3年前からギンランの生育数が急減したのは、この環境変化と無関係とは思えません。

 昨年は同緑地で1株だけ生育。今年も同じ場所で、4月末に地上茎の先端が落葉の間に見えるようになり、5月4日には、白い花が葉の間に顔をのぞかせていました(写真下)。

 ただ、この状態で地上茎の高さはせいぜい3㎝ほど。普通ならギンランでは地上茎を10㎝ほどは伸ばして葉をひろげ、茎の先端に花が分化してくる。ところがこの個体では、茎を伸ばし展葉すること(個体成長)にエネルギーを使うよりも、できるだけ早く花を咲かせること(生殖成長)を優先しているように見えます。生存に危機的な状況があることを感知して、子孫を残すことを急いでいるのでは。

 じつはこの個体、写真を撮った翌日に消えてしまいました。抉り取ったような跡があったので、盗掘の疑いがあります。

ギンラン

この春、ジュウニヒトエ(「4月の雑木林」に写真)とともに生育場所を拡げたのが、同じシソ科のタツナミソウ(写真下)。ホントに北斎が描く立浪みたいです。

タツナミソウ

2つの会の有志 緑深まる樹林で「自主」活動

 「緊急事態宣言」に伴って、調布市と協働する市民団体による保全活動については、市からの要請もあって休止しています。しかし、集団での活動は「自粛」しても、少人数が十分に注意しながら樹林で作業するなら「三密」とはほど遠いので、そういう「自主」活動が「若葉の森」では連日のように行われました。

 とくに大型連休中は、家族連れで緑地を訪れる人が目立って増加。保全活動のかたわら訪問者を見守りつつ、樹林を案内して「もりのちず」を配布するなど、いろいろ好もしい効果もありました。

 作業の成果としても、第一・第二緑地は随所で面目を一新しました。下の写真は、急斜面上部を竹柵で囲い、その内側に倒木を人手で砕いたチップを撒いているところ。踏圧と表土の乾燥を緩和し、表土流失を抑制するのがねらいです。なかなか実行できなかったゾーニング(立入制限して養生する範囲を設定)が進みつつあります。

 もう一枚の写真も、第一緑地の表土流失対策。斜面上部の粗朶柵を補強し、斜面下部には竹材で土留めを設置。いつもやってくる園外保育の子どもたちは「線路ができた!」って喜ぶかも。

第一緑地ゾーニング
第一緑地-竹の土留め

 以上は若葉の森3・1会メンバーの自主活動の成果ですが、若葉緑地の会メンバーによる第三緑地の自主活動では、隣接住宅に近いミズキを伐採。伐ってみると、内部が虫食いでボロボロ(写真下)。伐採を提案したメンバーの眼力に感謝です。

第3緑地ミズキ伐採
「若葉の森」の動画をYouTubeに

 5月24日夕方、大坂から第二緑地に入ると木漏れ日があんまりキレイだったので、動画を撮りながら第一緑地まで歩きました。その動画を試みにYouTube へアップしました。

バックに流れるのは、私が好きなアイルランドの伝統で”Song of the books”。

英国統治下、左遷された田舎の校長先生が、大切な蔵書を海難事故で失った悲しみを歌った曲。楽器はアイルランドの縦笛で、吹いているのは大村です。音もリズムも外して、それが味になっていませんか。 (大村)