12月の雑木林

若葉3・1会  第一緑地 シラカシの大木の伐採

12月6日(日)晴れ 参加者7名

 若葉の森では、土留めの補修、六別坂の落ち葉かきなどの通常の作業の他、12月8日に行われる「第一緑地の大木の伐採」の内容を確認しました。わたしたちは、この森を象徴するようなシラカシの大木たちの伐採前の最後の様子を目に焼き付けながら、「森の再生計画」の意見交換などを行いました。

 住宅に隣接するシラカシの伐採が済むと、スペースも広くなり日照などの環境も変わるでしょう。近隣住宅と若葉の森の共存を目指し、この緩衝地帯にどのような植栽の若木を育て、どのような「新しい森」を作っていくのかを具体的に考えていきます。

若葉の森

●この若葉の森は国分寺崖線上に位置するため、緑地のほとんどが斜面となっています。雨が降るたびに斜面を土が流れ落ち、坂下に位置する隣接住宅との境に泥が溜まります。これらの泥を除去して斜面上部に戻す作業は、なかなかの力仕事です。

隣接住宅の泥の堆積の除去

●道路への流土を防ぐために、六別坂下入り口の泥の堆積の除去作業と、土留めの補修を行いました。

六別坂下入り口

●六別坂落ち葉掃き。イヌシデやケヤキの落ち葉の他、シラカシのどんぐりなどがたくさんありました。

六別坂の落ち葉かき

●2020年12月8日に、第1緑地のシラカシ老大木7本(いずれも樹高20m以上、他に中高木1本)の伐採が行われました(写真 左:伐採の周知文/右:業者による作業の様子)。これらの大木は、近年のゲリラ豪雨、強風、台風等による倒木や、隣接住宅への影響が懸念されていました。

伐採

●この写真(左:伐採前/右:伐採後)のように、隣接住宅地との間にかなり大きなスペースができました。シラカシの大木たちがなくなり正直寂しいですが、今後は「森の再生計画」の具体化が課題となります。

伐採前・後

カニ山の会 安全講習会に参加

12月12日(土)

 12月の定例活動日は市内の雑木林ボランティア向けの安全講習会と重なり、カニ山の会のメンバーは他の会と合同で講習会に参加しました。

 午前中は佐須ふれあいの家で座学、午後はカニ山でフィールドワーク。鋸、鎌などの道具の使い方、手入れの仕方を改めて学びました。

「密閉」空間ではないものの念のためマスクをつけて作業

安全の基本に立ち返りヘルメットも着用

 この日は毎年1月の活動日に行う安全祈願の山開きと新年会(カニ山キャンプ場での食事)について相談しました。新年会は見送りですが、山開きの儀式は予定通り。1年の初めに欠かせないイベントです。 (安田)


若葉緑地の会 鮮やかな紅葉とともに

12月13日(日)晴れ 参加者7名

 この日の最低気温は3.7℃(府中)。ひと月前の活動では必須だった蚊取り線香かがようやく不要に。

 11月末から最低気温が5℃以下の寒い朝が続いたためか、紅葉がひときわ鮮やか。それにしても、東京ではいつから12月中旬が紅葉の盛りになったのだろうか。都心の街路樹のイチョウが年末になっても緑なのに気づいたのは、もう30年以上前だったと思う。

――緑地入口付近の落葉掃き
1年納めの活動なので、周辺道路の清掃範囲を大幅に広げて念入りに行った。

――奥に第2緑地のナラ枯れ被害木
道路を掃きながら隣りの第2緑地を見ると、奥にナラ枯れに感染した大木が見える。8月から葉が赤黒く枯死したが、落葉の仕組みも壊れたのだろうか、まだ枯葉が枝にかなり残っているのが、かえって痛々しい。

 ――マスクをはずして
 周辺道路の掃除の後は、緑地内散策路の土留めの補修。
5月25日の緊急事態宣言解除を受けて、6月から会としての活動を再開したものの、マスクを着けての作業が続いた。12月になって、またしても感染拡大の勢いが増しているが、来年は「マスク不要」の日々が来るようにと、マスクをはずしての記念撮影で1年を締めくくった。(大村)


入間・樹林の会

12月20日(日)晴れ 参加者9名

 三角地の手前のアジサイの伐採と周辺の下草刈り、坂道清掃等を行った。太いアズマネザサが背丈近くまで伸びていたり、サネカズラのツルがからまったりでヤブ化していたので、作業後はすっきり、道路からの見通しもよくなりすっきりして達成感があった。花はスイセン、ツワブキ、サザンカ、実はヤブコウジ、マンリョウ、センリョウ・キミセンリョウ、ナンテンなどのお正月ものが揃っていた。他にムラサキシキブ、ヤツデ、トウネズミモチ。5年間活動したメンバーが12月に岡山に引っ越すことになった樹林地内のビワの葉やクサギの実で染めたスカーフをみせてくれた。今後は、染色などもできるとよいが。(安部)

雑木林広場でお出迎えのスイセンの花

ヤブコウジの実がいくつもみつかった、

センリョウ実

カラスウリがひっそりと

すっきりした三角地、道路が見通せる。

樹林地内の植物で染めたスカーフ 左ビワの葉、右クサギの実

10月の雑木林

若葉緑地の会 粗朶の山を移動

10月11日(日) 曇り 参加5名

幸いなことに、当会の活動場所の若葉町3丁目第3緑地ではナラ枯れの感染拡大は見られない。

緑地に隣接する住宅の方から「近くに積んである粗朶(そだ 枯損木の枝葉)に万一放火されると危険なので、除去を」との要望があった。住宅から十分離れたスギ木立のなかに移動して粗朶柵を作ったが、前日までの雨を含んだ粗朶は重く、長めの休憩をはさんで2時間余りの作業となった。

住宅近くに積んでいた枯損木の枝葉を除去
新しい粗朶柵を作る

第3緑地上段の「青空広場」に、松茸によく似たキノコが出現。一同色めき立って、近所の「キノコ博士」のH君(小学生時代は保全活動に参加)に来てもらった。この緑地に松はないので、松茸はありえない。マツタケモドキという種名も出たが、その場では同定に至らず。

マツタケモドキ

怪獣を思わせるこれ、ご存じですか。私は初めて見ました。緑地近くに植木畑がある造園業の方から頂戴した、タイザンボク(泰山木)の果実。(大村)

タイザンボクの果実

若葉3・1会 ナラ被害木の経過観察・近隣地境の整理等

10 月4 日(日)曇り 参加者8 名

先月に引き続き、調布市より伐採要請のあった樹木の状況確認およびナラ被害木の経過観察を実施。そのほか、遊歩道の柵の補修、北隣地側の樹木の伐採の作業を実施した。

・調布市より伐採の要請のあった樹木に関して、10 月中に住宅に隣接する4 本の伐採が実行されること、近隣小・中学校や近隣住民への周知はポスター掲示などで実施されることなどの情報共有あり。市と近隣住民との対話の場があってもよいのではないかという意見も出た。

集合写真

・キンラン、ギンラン、サガミランの生える場所を、竹ひごによる柵で囲う作業を実施。通行人による踏圧を防ぐため、柵で囲う面積を広げた。

竹ひごの柵

・北隣地の境界側に、アカメガシワ等の樹木がこの1 か月の間にかなり生い茂ったため、大規模に伐採を実施。伐採樹木の粗朶柵への移動も、意外に重労働となった。

伐採

・被害のあったコナラの根元に「ナラ枯れ被害経過観察木」の札を立て、通りがかった人にも状況を理解してもらえるようにしている。きな粉状のくずが発生しているコナラを先月よりも多く発見した。

ナラ枯れ

・若葉の森で観察した花と虫:テントウムシ、カタツムリ、サガミラン、ヒヨドリバナ、ヒヨドリジョウゴの花・実、ヤブミョウガのみなど(内堀)


カニ山の会 10月は活動実績なし

定例活動日の 10/10、代替日とした10/17も雨のため中止となり、貴重な月に1日の活動が10月はゼロとなりました。「週末に雨」というサイクルがしばらく続いていたようで、翌週の 10/24-25 に8月以来の「土日連続晴れ」が戻りました。

10月は「調布こどもエコクラブ」「調布市環境モニター」の活動の場として、参加者の方がカニ山を訪れ、会のメンバーがナラ枯れについて説明する機会もありました。

「東樹林・東エリア」住宅地境界付近

9月の活動日に気になりつつ10月に先送りした、3方向を住宅地に囲まれた「東樹林・東エリア」の雑草の状況が気になり見に行ってきました。

先月と変わらず、むしろ心なしか雑草の勢いが衰えて少し見通しが良くなっているようにも見えます。

雑草との戦いはしばし休戦。じっくり森づくりに取り組める冬がやってきます。

(安田)


入間・樹林の会

10月18日(日)晴れ時々曇り 参加者13名

 2人の看護学生のボランティア体験と1丁目の住人、ボランティア講座からトライアル参加の4人が加わり賑やかな活動となった。根本さんを講師として秋の4か所方形枠調査と2か所の植生調査を行い、シャガの広場に53種、雑木林広場に42種を確認した。プチ違いは、①アカメガシワとイイギリ、②ジャノヒゲとナキリスゲ。

   学生には方形枠調査と坂道清掃とのこぎりを使ってフジ蔓の伐採体験をしてもらった。参加者が増え、たとえ1回のみでも若い人たちの参加は元気をもらえるものだとの全員の感想だった。花はトネアザミ、チジミザサ、ツユクサ、ヤブタバコ、クサギ、ミズヒキ、ヤブミョウガ。実はガマズミ、ヤブラン、ナキリスゲ、ヤブミョウガ、ムラサキシキブ、ハエドクソウ、チヂミザサ、ヒナタイノコズチ、ヨウシュヤマゴボウ、マンリョウ、アオキ、クサギなど。(安部)

ボランティア体験学生1
ボランティア体験学生2
ガマズミの実
ナキリスゲ
ヤブランの実
ジョロウグモ

9月の雑木林

入間・樹林の会

9月19日(土)曇り 参加者8人

 市民活動支援センター職員と紹介のボランティア1人の参加もあり初めに樹林地内の巡回と説明を行った。参加者全員で雑木林広場の下側のアズマネザサ刈りをおこなった。1年ぶりに参加した若いメンバーと助っ人があり作業を予定通り終えることができた。10月5日にボランティア講座の植生調査が予定されているので植物は残しながらの作業とした。カシノナガキムシクイによるナラなどの立ち枯れについては、今のところ樹林地内にはないが坂道隣のNTT側に見られる。花はクサギ、ヤブミョウガ、ミズヒキ、ハエドクソウ、ヌスビトハギ、ヤブランが、実はキツネノカミソリ、キンラン、ヤブミョウガ、ムラサキシキブ、マンリョウなど。クロアゲハ、キチョウ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、鳥はシジュウカラ・ハシブトカラス。 (安部)

ヤブミョウガ
ヤブラン
草刈り前
草刈り作業中

若葉緑地の会 カジノキの枯木を伐倒

9月13日(日)曇り 6人参加

 9月11日まで最高気温が30℃以上の日が続いたが、13日は10時の気温が24.9℃(府中)で、ようやく残暑が一段落。

 緑地内と周辺道路の清掃の後、この日のメインイベント、青空広場の際で枯死したカジノキの伐倒を行いました。春先に気づいて伐ることを決めたものの、活動休止などで延び延びになっていた。なお、この枯死はナラ枯れとは無関係です。

伐倒されたカジノキ

 この日は、仙川の桐朋女子高等学校放送部の3人が取材に来訪。予めメールで知らされていた質問項目(緑地の特徴や魅力、ボランティア参加の動機、活動で大変なことなど)のインタビューがあり、参加者それぞれが答えました。

 続いて、カジノキを予定した方向に安全に倒す様子を動画に収録。第2緑地・第1緑地も案内し、ナラ枯れの状況を見せて説明しました。1時間余りの訪問でしたが、5分の番組にまとめて、コンクールに出すとのこと。

 学校内のアンケートでは、若葉町の緑地を知っている生徒は少数だったそうです。しかし、緑地内を案内するうちに「こんな良いところが近くにあるのなら、遠くの森まで巡検(授業で行う実地調査)に行かなくてもいいのに」との感想も聞かれ、うれしくなりました。

桐朋女子高等学校放送部の皆さんと

 第3緑地でも毎年、不思議なくらい「お彼岸」に合わせたようにヒガンバナが咲きます。ただ、今年は1週間ほど遅れて9月末に咲き揃いました。

 8月以来、例年にない高温少雨の炎暑が続いて、季節に合わせた植物たちの歩みが止まっていたのでは?庭でも花たちが急に元気になりました。 (大村)

第3緑地のヒガンバナ

若葉の森3・1会 「ナラ枯れ」から保全方針を考える

9月6日(日) 曇り 参加者7名

 ハランの植え直し、調布市より伐採の要請のあった樹木の状況確認と今後についての話し合い、「ナラ枯れ」被害木の調査を行った。

・近隣の方より譲り受けたハランの株を先月第1緑地に植えたが、掘り起こされている箇所があったので、より安定するように植え直した。

ハラン植え直し(第1緑地)

・第一緑地のシラカシの数本の大木が、隣接住宅の敷地に越境していて、調布市からは該当樹木の剪定または伐採を要請されているとのことで、樹木の状況を確認した。

 また、隣接住宅との緩衝地帯を将来どのように保全し、近隣住民と雑木林がどのように共存していくべきか、メンバーで話し合った。シラカシの大木の剪定度合や、緩衝地帯に新たに植えるべき植栽等について意見交換した。

隣地に近いシラカシ(第1緑地)

・カシノナガキクイムシが病原菌を伝播することによって起こる「ナラ枯れ」被害について、衛藤さんを中心に状況を調査。コナラの位置の確認およびコナラ間の距離を測定した。第2緑地では9本(38本のおよそ4分の1)のコナラに感染が確認された。

 被害のあったコナラの根元に「ナラ枯れ被害経過観察木」の札を立て、通りがかった人にも状況を理解してもらえるようにしている。その他、コナラの幹に捕虫ネットを設置し、カシノナガキクイムシの入り込むのを防止できるかを試験中である。

コナラ間の距離を測定(第2緑地)

・大木を中心に伝染して起きた「ナラ枯れ」をきっかけに、今後の「雑木林のあり方」や「雑木林の保全活動の方針」に関して、考え直さなければならないことに気づいた。

 これまでは大木を守ることを主眼にした保全活動の方針を採ってきたが、かつては「薪炭林や農用林として利用された里山」であったことに立ち返り、ある程度育った樹木は伐採または強剪定し、新しい若木を育て、木々を更新していく方針に転換することも検討しなくてはならないだろう。(UNOK)

「ナラ枯れ」被害のコナラ(第2緑地)

カニ山の会 増えるばかりの悩みの種

9月21日(月)・曇り・参加者7人

 定例活動日9/12は雨で中止となり代替日の活動。9/13、9/16に有志で行った「ナラ枯れ」調査の続きを午前中のみで行いました。

ナラ枯れの木には取り急ぎの「使用禁止」のテープ
特にキャンプ場かまどの周辺に集中

物騒な「使用禁止」のテープ、落ち葉の季節でもないのに枯れた葉、根元のおが屑の山。

この違和感の正体が実はかなり深刻な問題であり、それが虫、菌の仕業であることは保全活動に関わっていない限りなかなか気づく・知ることは難しそうです。

ここにある被害の出た木をすべて切ったとしたら随分景色は変わりそうですが、人が多く立ち入る場所だけに早めの対応が必要と感じました。(新たな木を育てる、という長期的な対応も)

「東樹林・東エリア」住宅地境界付近

3方向を住宅地に囲まれた「東樹林・東エリア」も見回ると、予想通りこの状態に。ここの草刈りは10月の作業日に行うこととして、この日は樹林内の園路の境界に置いた木が無くなっていたり(?)散乱しているところが多かったので補修。

補修後の園路

作業を終えて帰ろうとすると朽ち木をひっくり返して虫を探す小学生くらいの男の子3人と遭遇。なぜ園路がそのような状態になっていたのか理由がよくわかりました。。。  (安田)

8月の雑木林

カニ山の会 住宅に囲まれる樹林地管理のジレンマ

8月8日(土) 参加者8人。

カニ山の会の担当エリアの中でも東の境界に位置する「東樹林・東エリア」にて作業。3方向を住宅地に囲まれているため、その「景観に最も神経を使う場所」であると同時に、カニ山の会が担当する前から、そして今も「最も荒れたエリア」でもあります。

ジャングル状態の東エリア

南側は道路に面するため、外から見た時にあまり中が暗くなりすぎないようにと藪を切り開き、笹刈りなどを行います。

道路に接する南側の斜面下
南側斜面を「内側」から見る

午前中一杯刈り進めると内側からは「光が見えた」ように見えるのですが・・・

作業を終えて道路側から見てみると見通しの悪さは何ら改善しておらず愕然とします。

南側道路からの見た目

伸びては刈り、刈っては伸びる、のイタチごっこを繰り返し、さすがにカニ山の会メンバーも今後このエリアをどうするのか? 考えることを避けられなくなってきました。(安田)


入間・樹林の会

8月23日(日)晴れ 参加者9人

全員で樹林地内のナラ枯れの樹木の調査と、雑木林広場の駐車場側のアズマネザサ刈りを行った。若葉の森でカシノナガキムシクイによる立ち枯れがあるとの情報があり、全員で樹林地内を見て回った。入間町1丁目樹林地にはナラの大木は1本しかなく注意深くみたが、木くずはあるものの立ち枯れはしていなかったので安心したが、今後も情報交換が必要である。久しぶりの笹刈りで、疲れたものの充実感や達成感はあった。蒸し暑さもあり約30分に1回の休憩をとり水分補給をした。生き物はアキアカネと名前不明のトンボ、オサムシ?カマキリ、カラスアゲハ、ツマグロヒョウモン、鳥はカラスの鳴き声のみ、花はクサギ、ヤブミョウガ、アジサイ、ミズヒキ、ハエドクソウ、ヌスビトハギが、実はキツネノカミソリ、ヤブミョウガ、ムラサキシキブなど。笹刈りをしていてひょろっとしたツルボ?らしきものを発見した。(安部)

クサギの花
ヤブランの花
作業中1
作業中2

若葉緑地の会 ナラ枯れの兆候

8月の活動は休みでした。

8月は高温少雨が続き、猛暑日が13回、雨量は平均の約4分の1の47mm。

このような天候が影響したのか、7月にこれまでになく多数が出現したサガミランは、ほとんど姿を消しました。

活動場所の第3緑地では8月27日現在、シラカシ1本にナラ枯れの兆候が見られます。(大村)

第3緑地シラカシ

若葉の森3・1会 「ナラ枯れ」被害拡大 深刻な事態

8月の活動はお休みですが、若葉の森に広がる「ナラ枯れ」被害について衛藤さんを中心に有志が調査を行い、深刻な事態になっていて、早急に手を打つ必要があることがわかりました。

「ナラ枯れ」被害のコナラ(第2緑地)
  • 7月下旬に大坂のコナラの異変に気付いて、8月4日の雑木林連絡会で緑と公園課に報告し、6日にカシノナガキクイムシ(カシナガ)という害虫(が媒介するナラ菌により、集団的に枯損する)被害との連絡を受けました。
  • 8月18日、緑と公園課職員と第2緑地の「コナラ」立ち枯れ調査をしました。立ち枯れのコナラの根元に「きな粉」の様な木の粉(フラス)が付着しています。
木の根元に「フラス」(カシナガが孔道を掘った木くずや糞などの混ざったもの)

樹冠の葉が枯れはじめた木と既に葉が枯れ落ちている木がありました。この様な状態の木が第2緑地一番の巨木も含め4本あり計5本です。立ち枯れは年老いた木に次々と伝染するそうで、コナラが多い第2緑地が心配です。

枝の枯れたコナラ(第2緑地)

なお、重症なのは大坂に被さるコナラで、倒木の危険性があり、調布市が対応してくれます。

大坂(赤い車が通っている)に被さる被害木コナラ、倒木の危険性
  • 8月25日に若葉緑地の被害状況を調査しました。結果は、第1緑地はシラカシを中心に4本、第2緑地はコナラ9本(全体で45本の2割)、第3緑地はシラカシ1本でした。

被害木に「ナラ枯れ被害経過観察木」調査票を付けて経過観察を行っていますが、一番の心配は、第2緑地のコナラです。このまま放置すれば、全滅です。若葉の森だけでなく、周辺の入間2丁目緑地でも、西地区で3本、南地区で3本です。

調べるたびに被害が増えている感じで、早急に手を打つ必要があります。(UNOK)

「ナラ枯れ被害経過観察木」調査票

7月の雑木林

若葉の森3・1会 シラカシの樹液に集まる昆虫、そして人

7月5日(日) 曇りのち雨  参加者 8名
 第1緑地中央の裸地の土留め状況の確認、第1・第2緑地の遊歩道の縁木・柵の補修、六別坂落葉掃きなどを行った。11時頃に雨が本格的に降り始め、作業を中止した。

●第1緑地の中央裸地に土留を設置してまだ1か月程度しか経過していないが、斜面地に土が溜まり表面が柔らかくなっていた。ケヤキ・シラカシなどの実生が数多く出現した。先月確認した自然に生えてきた植物の小さな芽も、数が増えてきていた。

植物の小さな芽

●六別坂落ち葉掃き。都知事選の投票日のため普段より通行人が多く、わたしたちの活動に興味を示してくれる人も多かったように感じた。七夕用に笹の葉を刈り、通行人が自由に持ち帰れるように道端に置いた。地域住民に、緑や自然環境に対してより関心を持ってもらえるようにしたい。

六別坂落ち葉掃き・七夕笹

●梅雨で湿り気が多いこともあり、至る所にキノコが生えている。

キノコ

●第1緑地のシラカシから樹液が豊富に分泌しており、カナブン、ヒカゲチョウ、スズメバチ、カミキリムシ等の昆虫が集まっていた。スズメバチには注意が必要。

シラカシと昆虫

 この日もカブトムシや幼虫を探しに親子連れや子どもたちが来ていたが、夏の夜、第1緑地にカブトムシ採集の親子が集まってくる。

昆虫採集の子供、手にはカミキリムシ

●2020年度の崖線ウォークの運営(ガイドツアー、イベントなど)について、意見交換を行った。会議形式は三密を避けてソーシャル・ディスタンシング ミーティング(UNOK)

意見交換

若葉緑地の会 密生するサガミランにびっくり

7月12日(日)、参加者5人。
7月に入って梅雨空が続き、定例活動日の12日まで雨量がゼロだった日は1日だけ(府中の記録。以下同じ)。おかげで猛暑からは免れる日が続いていた。この日は陽が差して11時には30°Cを超え、最高気温は33.1℃に。

手術を受けられたメンバーがほぼ快復。数カ月ぶりの再会を喜びあったが、活動への復帰は慎重にと話し合った。予定していたカジノキ(新葉が出ず、幹にキノコが生えている)の伐採を見合わせ、メンバーが揃うときまで延期することに。

緑地周りの道路の清掃など必要最小限の作業を進めるうちに、散策路のすぐそばにサガミラン(絶滅危惧種)多数が密生しているのを発見。第2緑地では毎夏、生育を確認しているが、第3緑地では初めて。しかも、これまで見たことのない規模だ。急遽、散策路との間に保護柵を設けた。自らは光合成をしないで、地下の菌類から栄養をもらっている従属栄養植物のサガミラン。雨の多い気象が菌類の活動を活発化させ、サガミランもその「恩恵」を受けているのだろうか。

落葉などが雨で側溝に流れ込むのを防ぐため、道路の清掃は欠かせない。道路に枝葉が張り出しているのは、住宅の庭部分。緑地の樹木ははみ出していない。

サガミランの大群落を保護する柵の材料を加工中。

密生するサガミラン。まるで「豆もやし」みたいだが、膨らみは蕾。

蕾が開き始めると、こんな感じ。「どう? 私も蘭なのよ」。

サガミランの茎に付着する泡状の物質は何?ちなみに、花にはアリやダンゴムシがよくやってくる。

ヒル(蛭)。大村が「若葉の森」で見るのは初めて。これも多雨の産物?

ヒルは唾液に麻酔成分を持っているので、吸血されても気づかないことがあるとか。対して、蚊は吸血時にヒトに強い痒みを感じさせ、ひとたびヒトの反撃を受ければ落命のリスクも。ヒトの防御反応が痒みを感じさせるのか?だとすれば、いまのところ蛭の方が一枚上手。(大村)


入間・樹林の会

2020年7月19日(日)曇り
参加者9人で4か所の方形枠と2か所の植生調査を行った。林内は伸び放題の広葉樹の枝で陽がささず暗さが目立つ。その中でシャガの広場では、ケヤキの大木の伐採により明るくなり、アメリカセンダングサやタケニグサ、アカメガシワが生えてきていて植生が変化している。

雑木林広場46種、シャガの広場54種を確認し、いずれも5月より多かった。プチ違いは、ツタとキヅタ、ムクノキ・ケヤキ・エノキ、生き物はカラスアゲハ、ミスジマイマイ、スズメガの幼虫、鳥はコゲラ・アオゲラ・メジロ他、花はマンリョウ、ヤブミョウガ、アジサイ、ギンミズヒキ、ハエドクソウ、クサギ、キツネノカミソリが、実はイヌツゲ、ガマズミ、ムラサキシキブ。

アメリカセンダングサ
スズメガ幼虫
ツタ
ハエドクソウ
マンリョウの花
ミスジマイマイ
植生調査

カニ山の会 久しぶりに「ドングリの森(苗作りから育てている)」の手入れ

7月11日(土)晴れ 参加者10名
降ったり止んだりの天気が続く中、当初から「午前中のみ作業」と決めて行ったところ作業もはかどり、終わった途端に雨が降り出しました。

3か月間作業できなかった期間も含め半年以上もの間、住宅地に隣接した場所の草刈りなどを優先していたために、森を「育てる」作業を行ったのは久しぶりでした。

どんぐりのもり

この場所は2017年頃にどんぐりを発芽させ、苗を作るところから始めた「新しい森づくり」の場です。

クヌギ

調布市内では数が減っていると言われるクヌギをはじめ、人の背丈を超えて成長しているもの、まだ低いものも、根元の草を刈って成長を促します。

小さな森ですが人が手をかけて落葉樹を育てる、「雑木林」を実感できる場所です。 (安田)