カニ山の会 竹を使って柵(しがらみ)作り
12月14日(土) 晴れ 参加者12名
今年最後の活動日、先月に続いて東樹林の整備を行う。
林床は落ち葉に被われているがシーズンとしての落葉は60%程度かもしれない。今期は紅葉が遅れたので落ち葉掻きは年があけてから何度か行うことになる。
今日は先ず上段のササ刈りを実施。今年は何度か手入れしているのでササの繁茂はさほどでも無い。10時にササ刈りを切り上げ休憩後、カニ山の北側、昨年市が購入した竹林に移動。今回ここの竹を使わせてもらって「しがらみ柵」を作る事にした(事前に許可をとった)。
設置距離は約20m、高さ50㎝程の柱杭に割竹を絡みつかせるので10本弱の竹が必要となる。 竹の伐倒の仕方、枝の払い方、を説明してから分散して作業に掛かった。 竹の枝は竹林隅に集積しておき、葉が枯れ落ちたら後日活用しようと考えている。
杭用の竹は尖端を斜め切り
竹割器(竹竿を縦に4つ割6つ割などにする道具)を準備できなかったので、鉈や、即席の治具を作って割く。 竹割器のようにはいかないが何とか使える竹板が出来た。
竹の切り口中央に切れ目を入れ、そこに棒などを差し入れて反対端まで引いて割る。
割った竹の内側の節は尖っているので、ざっと取り除く
園路に並べてある丸太はグズグズになってしまっている。
園路に沿って約1m間隔に柱杭用の竹稈を打込み、杭に絡みつけるように竹板をセットする。 予定距離の半分くらいのところで竹板が無くなり作業中断、この時点で11時30分。一旦 ここで終了。
有志で片付けということだったが結局大半のメンバーが残り、材料だけ東樹林に運び込んで終了したのが12時30分。 改めて道具を片付け作業終了。
(S&K)
入間・樹林の会
2024年12月15日(日)9:30~12:30 晴れ6.9℃ 56.9% 参加者7人
風がなく暖かく感じた。作業をしても心地よかった、との感想が多かった。1月18日の講演会の講師である藤井先生と一緒に8日、入間町1丁目、若葉町3丁目、カニ山を見て歩いてもらい、調布の崖線樹林地を実際に感じてもらった。入間の樹林地は、「いいですね」とほめてもらったが、民家のそばにあるにも関わらず、自然林っぽいので、このまま樹冠を伸ばすように剪定をしてもらい、樹が自然に成長するのを見守るとよい、とのアドバイスももらった。「フクロウが来て欲しい」と話すと、「ウロを作れば来ますよ」との言葉を嬉しく感じ励みとしていきたい。市民ボランティアの保全活動は、このままでよいと思うが、行政が業者に指示の出し方が問題、と18日の講座のテーマにもつながると思う。カニ山では、田んぼの学校がカマドを使って活動していたところに出くわし豚汁をごちそうになり身体が温まって視察を終えた。その報告を活動の中で行い、これから切る木をマーキング、民有地との間のバッファを設けるなど先生からもらったアドバイスを活かしていきたい。
シャガの広場のカナリエンシスの伐採、つばきの森のサネカズラバスター、坂道清掃、竹割りをして保護柵を作るなどそれぞれメンバーが活動した。
次回は、2025年1月19日(日)9:00~14:00 植生調査と新年会を行う予定。(安部)
① 竹割り後
② 民有地との境界の伐採予定木
③ 藪化した様子
④ センリョウ実
⑤ ナンテンの実
⑥ シロマンリョウの実
⑦ カラスウリの実
⑧ 竹を活用してキンランの保護柵を
⑨ ドローン調査のためマーキング
若葉の森3・1会 安全作業はみんなの智慧で
12月1日 晴れ(富士山見える)参加者8名
- 新たな参加者
がいせんウォーク(樹木コース)の参加者が体験参加。
ご自宅の庭いじりが好きなようで大いに期待される方。
- 第1緑地、第2緑地の様子
第1緑地:コムラサキ・サネカズラ・クサギの実が成り冬の花ヤツデが咲いている。第2緑地:マンリョウの実が赤く染まり始めた。見頃は1月下旬か。オトコエシ・キンランの実(種子)が見られる。アオスジアゲハの蛹2匹は越冬中。崖線ウォークの参加者に披露した。 - 第1緑地 宅地隣接のシラカシ伐採
・住宅に向けて斜め立の「シラカシ」を災害防止のため伐採した。
・ロープを掛け受け口を入れたが木の重心が高くかつ住宅に向かっており追い口を入れると住宅に倒れ掛かる恐れが出てきた。
・作業を中断し皆で智慧を出し
1ロープは出来るだけ高く掛ける
2枝打ちで木を軽くし重心をコントロールしやすくする事で作業を再開した。
・下から順番に枝を落としていくと引くロープに手応えがあり「コレならいける」と判り出来るだけ高くまで枝を落とした上で無事伐採した。
・全員で難しい木の伐採を経験する事が出来た。
(by J.E. & A.K.)