2025年4月の雑木林

入間・樹林の会

2025年4月20日(日)晴れ 気温23℃ 参加者:7人

最初に林内を巡回した。雑木林広場でキンランの花が咲いていた。他にもウラシマソウが増えてきたり、マテバシイ広場でシャガ、キランソウなど春の植物を観察した。残念ながらギンランは確認できなかったが、5月を楽しみにしたい。

植生調査は5月に延期になったので、竹藪横の民家側の藪化したいたツル類を取り除き低木の伐採の他、坂道清掃など予定していた活動を行った。前月にマーキングしていた、低いシラカシなどの伐採とつるを取り除き、民家側との緩衝帯を作り風通しよくし、見通しがよくなり隣家住民には感謝された。駐車場側の塀そばには、ナガミヒナゲシなどの帰化植物の他、ショカツソウ・フキ・カラスノエンドウが繁茂してきていたので、今後下草刈りが必要になってきている。

花は、キンラン、キランソウ、シャガ、ショカツソウ、ウラシマソウ、ガマズミ、ツバキ、ヒメオドリコソウ、カラスノエンドウ、ナガミヒナゲシ、ヤブジラミ、キュウリグサが咲いていた。 鳥はメジロ・ホカケホンセイインコ・シジュウカラなど。

次回の活動日は5月18日(日)植生調査と保全活動を行う予定。(安部)

1.キンラン花

2.ガマズミの花

3.ウラシマソウが群生

4.キランソウ

5.オニノゲシの花

6.ナガミヒナゲシ花が

7.ショカツソウも増えて

8.藪化した竹林横

9.伐採風景

10.坂道清掃

11.スズメバチ女王バチ?


2025年4月カニ山の会活動報告

4月12日(土)晴れ 参加者:12名 場所:樹林東エリア、上部通路

9:00野草園駐輪場に集合して野草園に道具を取りに行ってから、樹林東エリアに移動し、作業スタートです♪

◎東樹林エリアの整備について
上の通路の谷川には、割った竹を使ってしがらみ柵を設置し、路肩の位置をはっきりさせました。いっぽう、反対側の山側(北側)は、人の通行によってササがすり減ってしまい、以前設置した粗朶垣(そだがき)も壊れてしまっていたため、新たに林床と通路を分ける柵を設けることにしました♪

◎剪定した枝で「粗朶垣(そだがき)」を作りました〜自然にもやさしい工夫〜
3月の活動で出たたくさんの剪定枝を使って、粗朶柵を作りました。粗朶垣は、落ち葉や土をためこんでくれるので、雨水が土に流れ出るのを防いだり、森の中の循環を壊さずに、人の手を入れて整えていくことが森林保全に必要な取り組みだと思っています。

材料は事前に準備していたので、当日はみんなで手分けして作業スタート1柵は、80㎝間隔で交互に柱を2列打ち込んで、太めの枝から順に積み上げていきました。地面に落ちていた枯れ枝もちゃんと使って、自然の中にあるもので完結するよう工夫しました。

雨天時、林床からあふれ出る水流で削られ、土がむき出しになっている場所があったので、割竹を打ち込んで塞ぎましたが、このエリアについての路面改修と雨水浸透対策は、これからも検討の必要がありそうです。また、⻄側(阿弥陀堂坂側)の土留め(土をせき止めているところ)で、丸太や杭が腐って崩れてきている場所があります。使っていたのは生木だったので、どうしても⻑くはもたなかったようです。少し乾かして焼いた「焼磨杭(やきみがきぐい)」という方法を使うと、もっと⻑持ちするそうなので、今後はそれを使いたいと考えています。

◎中間斜面の三角地帯のようす(2月に整備した場所)
2月に草刈りをした、上下の道の間にある三角形の斜面では、コナラの芽がたくさん出てきました!剪定した低木も新しい葉っぱが出ていていて、春らしいにぎやかさでした。

(千坂真衣)

東樹林エリアでのしがらみ柵つくり

西側・阿弥陀堂坂側の土留めが腐って崩れてきていたため、新しい材で補修しました

絶滅危惧者に指定されているキンランが今にも咲きそうでした

常緑多年草のシャガが咲いていました


若葉の森3・1会 表土流出止めの補修

住宅隣接木の伐採(3本)
竹柵の設置
孟宗竹の伐採(2本)
竹柵の取り替えと緑地内整備(トネアザミ刈り取り他)
4月6日(日)晴れ 参加者10名

第1緑地、第2緑地の様子
コナラ、クヌギ、 イヌシデ等 若葉の森を代表する落葉広葉樹に萌黄色の若芽が出ており 観察路脇ではタチツボスミレ・ジュウニヒトエが見られめっきり春らしくなりました。
第1緑地では昨年見つけた 「サトザクラが」 咲いた。満開日は3月27日。心配なのは筍が未だに出て来ていないようです。今年は裏年という話もある。

第2緑地ではシュンランが咲いていた。5株あり10個以上の花が咲いている株もある。又キンランの若芽が旧株のそばから出てきており今年も期待通りに咲いてくれそうです。

1.「ハラン」 側の表土流出止めの竹柵補修。
第1緑地、六抜坂よりのシラカシ伐採で生じた空地用としてモミジの幼木約20本の根回しを スコップとクワを使って行いました。
今年の梅雨前に数本トライアルで移植してみたい。残りは来年移植予定。

痛んだ竹製の表土流出止めの補修作業。 木槌でしっかり打ち込みます。

2.住宅隣接木の伐採(3本)
住宅隣接木の伐採は住宅側に木が倒れないように気をつけて数人で作業します。

3.第二緑地 孟宗竹の伐採(2本)
今年はタケノコの成長が遅いようです。まだ1本も出てきていませんでした。

4.動植物の観察の事
春を感じさせるシュンランやタチツボスミレが咲きました。

(小野) 

2025年3月の雑木林

入間・樹林の会

2025年3月16日(日)雨 気温6℃ 参加者:6人

雨の降るとても寒い1日だった。活動はせずに林内巡回し、ごみ拾いと来年度の必要な活動について意見をだしあった。2月に樹木を10本近く伐倒したおかげで、坂道からは、隣のマンションがよく見えるようになり、視界が広がった感が強い。陽がさすようになったからか、雑木林広場にはキツネノカミソリが増えていた。他に、今年がツバキの花の当たり年なのか、赤やピンク、白の斑入り、薄紅、八重など色と満開の花が目につくようになり、皆が「こんなにツバキがあったんだ!」と驚きの感想ばかり。

マテバシイ広場の林が開けてきて、小鳥が林の中に入りやすくなったか?と思ったが、あまり木を伐ると今度はカラスが入るようになることもあるという。明るい林を好まない鳥もいるので難しいものである。
シャガの広場のニリンソウは葉を広げてスプリング・エフェメラルの花はまだ開花していなかった。柵が壊れているので、とりあえずの補給のみ行った。

今後の活動として、①駐車場側のエゴの木が全て伐採されエゴの花がなくなったのは何か寂しいので少し補植をしてもよいのではないか、②竹林の竹の伐採と民家側が藪化しているので早急に下草刈りと伐採をする、③ニリンソウの柵の補強、④マテバシイ広場の坂道からの斜面に実生のエノキを移植する、④ミゾグサレのスギの伐採(市に依頼か?)、⑤ツバキの下枝の整理、⑦アジサイの剪定、⑧落ち葉だめの整備、⑨倒木の片付けなどすることが次々にでてくる。
花は、ヒイラギナンテン、ツバキ、サザンカ、ホトケノザが咲いていた。 

鳥は雨で寒いからか、ヒヨドリしか姿や鳴き声が聞こえなかった。
次回の活動日は4月20日(日)植生調査と保全活動を行う予定。

(安部)

1.坂道から隣のマンションがよく見えるようになった

2.雑木林広場駐車場側の様子

3.キツネノカミソリが増えた!

4.満開のツバキがあちこちに

5.ニリンソウの葉を広げて、花が楽しみ

6.ヒイラギナンテンの黄色の花が目立つ

7.ツバキの森に根本が腐った倒木が

8.竹林の整備が必要


カニ山の会

3月8日(土)晴れ 参加者:17名 場所:樹林東エリア

9:00野草園駐輪場に集合して野草園に道具を取りに行ってから、樹林東エリアに移動し、男性陣・女性陣にわかれて作業しました♪

◎男性陣は樹林東エリア南部道路際の雑木伐採と切詰めをしました。
エリア南側崖上の先進樹木が生い茂って、真上にある電線に干渉していたので、急斜面で足場も悪いため見送ってきましたが、今回対応することにしました。
新しく購入した太枝ハサミで蔓を切り、目の高さの幹を伐って、ロープで牽引して取り除きました!
崖上の東側に5メートルほどのシラカシとクスノキが並んでいますが、手が付けられなくなる前に3メートルほどの高さに切りました。

◎女性陣は樹林東エリア民家前の椿剪定を
以前皆伐した苗から成長したもので、花を付けるので伐らずに残しているが夏場は蔓に覆われたモンスターと化すため、この日は大胆に切詰めました!
剪定経験のあるメンバーが剪定初心者のメンバーにレクチャーしながら進めました♪
最初はおっかなびっくりだったメンバーも、1時間、2時間と作業を進めるうちに楽しく作業できるようになり、どの椿もすっきりとした姿に

◎どちらも剪定が終わると、こんどは引き出されてくる幹と枝を鋸や太枝ハサミや剪定ハサミで解体する作業に
幹と枝がたくさん出たため、解体でさえ時間内に終えることが難しく、風花が舞うなか終了時間となりました。
大量に出た枝葉は活用材にするほか、廃棄するものは市と折衝することにして、解体は臨時活動日を設けて行うことにしました。
メンバー全員ケガなどもなく、無事12時20分解散しました!

(千坂真衣)

搬入

森生くん

椿伐採

東側伐採

カニ山の会解散

椿


若葉の森3・1会 もみじ・コナラの根回し  落葉溜用の孟宗竹材料の作成 オカメザサの刈り取り 

3月2日(日)晴れ 参加者5名 

第1緑地、 第2緑地の様子 
雨が無く土埃が上がるほど表土がカラカラになっている。
そのせいか土留めの杭が所々で補修が必要になっている。
住宅開発やナラ枯れで樹木が伐採され若葉の森が薄くなったのが原因か野鳥の数が少なく感じます。
第2緑地ではツバキが咲いている。
花の色は赤と白。 赤は 「ヤブツバキ」 か?

1.もみじの根歯の根回しの事 
第1緑地、 六抜坂よりのシラカシ伐採で生じた空地用としてモミジの幼木約20本の根回しをスコップとクワを使って行いました。
今年の梅雨前に数本トライアルで移植してみたい。残りは来年移植予定。 

根回しをするには最適な時期のようです。

2.落葉溜用の孟宗竹材料の作成
落葉溜が痛んできたため部材として孟宗竹をナタと木槌で割った。1本の竹から6本の部材がとれます。

腐食した竹柵の素材作り(長さを揃えます)

腐食した竹柵の素材作り(竹を6等分に割きます)

3.第2緑地 オカメザサの刈り取り
今年はオカメザサの成長が良くないようです。背丈が高いオカメザサのみを刈り取李ました。

今年はオカメザサの生育が悪いようです

刈り取ったオカメザサを落ち葉コンポストへ

4.動植物の観察の事
キンランはまだ昨年の枯れたものが残っているだけです。

白い椿が綺麗でした。

3月のキンランの様子

(小野) 

雑木林ボランティア講座2025

2025年度受講生募集

申し込み期間

対象:18歳以上の方で野外活動ができる方
受講料:1500円(保険料+テキスト代)※全6回分
定員:申し込み順20人
申し込み:ちょうふ環境会議の申し込みフォーム、またはメールに氏名、年齢、住所、電話番号、Eメールアドレス、、環境関連で興味があることを明記し、4月10日(木)〜4月24日(木)の期間に info@chofu-kankyo-shimin.org まで。


第1回講師:菊地 俊夫 (東京都立大学名誉教授/特任教授)
プロフィール
東京都立大学名誉教授・特任教授.理学博士.専門は農空間の持続性や商品化、フードツーリズムや環境資源の適正利用などの研究。主な著書は、『持続的農村システムの地域的条件』(農林統計協会)、『フードツーリズムのすすめ』(フレグランスジャーナル社)、『東京地理入門』(朝倉書店)、『観光地誌学』(二宮書店)など多数。

第1回5/24(土) 調布の雑木林里山

開講式・オリエンテーションのあと、里山や雑木林とは何かを学び、それらの役割を再認識します。
講師 : 菊地 俊夫
佐須ふれあいの家→佐須・深大寺地域

第2回6/14(土) 雑木林の保全作業と安全管理

実際の作業を進める上での危機管理と道具を使うコツや手入れ方法を覚えます。
講師 : 小島 圭二
佐須ふれあいの家→深大寺自然広場

第3回7/19(土)雑木林の生態系(植物編)

データから読み取る雑木林の形態や植物の名前を学びます。
講師 : 根本 淳
入間地域福祉センター→入間1丁目樹林地

第4回9/20(土)雑木林の生態系(生き物 むし編)

むしや生き物を実際に観察しながら生態系を学びます。
講師 : 石川 和宏
佐須ふれあいの家→深大寺自然広場

第5回10/25(土)雑木林の恵みを体験

山のカマドを使用し、花炭作りなどをします。
講師 : 小池 弘志
佐須ふれあいの家→深大寺自然広場

第6回12/13(土)樹林地見学バスツアー&ワークショップ

市民が雑木林保全作業を行っている樹林を中心に見学し、全講座のまとめも行います。
講師 : 小池 / 安部
市内樹林地→入間地域福祉センター


問合せ
調布市環境部環境政策課 TEL:042ー481ー7086
ちょうふ環境市民会議 info@chofu-kankyo-shimin.org