2025年1月の雑木林

カニ山の会 2025年恒例安全祈念「山開き」&新年会

1月11日(土) 晴れ 参加者23名

2025年1回目の活動日でした!9:30野草園駐車場に集合して東樹林へ。前回に続いて竹でシガラミ柵を作りました。

9:50 東樹林上段イヌシデ老大木にお米・お塩・お水とお神酒をお供えして、安全祈念の山開きをしました。メンバーが持ち込んだ湯呑を並べた祭が、なんとも言えずほっこりとカニ山の自然に溶け込んで、メンバー一同、まっさらな気持ちで2025年も無事に活動ができるよう祈念いたしました。

その後は、キャンプ場に移動して、お待ちかねの新年会のスタートです!カマド担当、炊事担当がテキパキ仕切り、担当以外のメンバーは薪集めや会場づくりをしました。

メンバーが思い思いに持ち寄った具材を煮立ったお鍋に入れて煮込みます♪カマドがある素晴らしいカニ山の環境に改めて感謝しながら、みんなで楽しく美味しくいただきました!!

今年は新しいメンバーも大々的に募集をして、さらに充実した活動と、楽しい会をめざしてまいります(o^―^o)

1.新年のひと時、お神酒とお水・お塩・お米を並べた祭壇が、なんとも温かくカニ山の森に鎮座しました。東京とは思えない澄み切った冬の空気が、凛としながらも、やわらかく東樹林に流れるなか、みんなで一年間の安全を祈念しました。

2.春蘭のつぼみが!!祈念を終えて足元を見ると、春蘭のつぼみが!南に面した斜面なので、太陽の光をたっぷり浴びることができるのでしょう。なんとも可愛らしい姿に、春の足音を早めに感じることができました。

3.前回に続き、シガラミ柵を作りました。初めて挑戦するメンバーは、シュロ縄を竹に通すだけでも四苦八苦。ベテランのメンバーが丁寧にレクチャし、ひと編みひと編み着実にシュロ縄を竹の間に通しながら丁寧に作りました。できあがった柵を見て、一同感嘆。「料亭みたい!」という感想が漏れ出るほど美しく、素晴らしい柵が完成しました。皆さま、ぜひカニ山散策にいらした際はご覧ください。

4.キャンプ場に移動して新年会の準備スタート!勝手知ったる我らがカニ山です。サクサク準備は進み、あっという間に大きな炎が燃え上がります。葉っぱと薪が燃える香ばしい香りに、いつものように心が躍ります。

5.2基のカマドに寄せ鍋とぜんざいの鍋を置き、ぐつぐつじっくり煮込みました。寄せ鍋の具は、鶏肉団子、白菜、長ネギ、ニンジン、豚肉、しめじ、しいたけ、ウィンナー。なんとも言えない良い匂いに誰かのお腹が鳴っていました。丸ごとのリンゴは濡れ新聞を巻いてからアルミホイルで包み、焼きリンゴに。充実した新年会になりました。

(千坂)


入間・樹林の会

2025年1月19日(日)晴れ 気温7.1℃ 参加者:7人

2025年最初の活動日は、昨年と比して晴れていたたため、植生調査と懇親会を行った。はじめに、ご神木の入口のシラカシに集まり「山開き」をして今年1年の安全祈願を行った。雑木林広場、ツバキの森、シャガの広場と植生調査を、マテバシイ広場で4か所の方形枠調査を林内巡回しながら行った。雑木林広場は27種、ツバキの森は13種、シャガの広場35種といずれも10月に比べて10種以上種数が少なかった。冬になり葉が落葉しているためでる。また、ハトの羽が雑木林広場に数か所に落ちていたので、オオタカの食痕ではないか、と予想した。オオタカは2丁目緑地にいるのと、よく空を飛んでいることからの予想であり、ここまでやってきているのかと思うと嬉しい限りだ。

 プチ違いは、マテバシイとタブノキ、葉の裏の色が違うことを確認した。実物が多く、ヤブコウジ、センリョウは実がなくなっていたが、マテバシイ広場ではマンリョウがたわわに実をつけていて目立っていた。18日の藤井先生の講座での「落ち葉」の活用の話をメンバーと共有し、あらためて落ち葉だめの整備と活用を話あった。

懇親会は例年通り、落ち葉だめ横を整備して行った。
鳥はヒヨドリ、ワカケホンセインコ、シジュウカラ、メジロ、シロハラが、実はヤブコウジ、マンリョウ、ヤブラン、ヒヨドリジョウゴ、ムラサキシキブ、アオキ、ヤツデの実がなっていた。 

次回の活動日は2月16日(日)保全活動を行う。3月1日(日)には子ども野鳥観察会を開催予定。(報告:安部)

1.雑木林広場での植生調査

2.マテバシイ広場で観察

3.マテバシイとタブのプチ違い、葉の裏に注目

4.オオタカの食痕か

5.ヤブコウジの実

6.ヤブランの実

7.たわわに実がついたマンリョウ

8.懇親会の準備