入間・樹林の会
6月20日(日) 曇り時々晴れ 参加者8名
はじめに10年ぶりの参加者と2人の看護学生のボランティア8人で林内巡回をし、シャガの広場でも1か月の間に背丈を伸ばし通路を覆うほどで、植物の生命力には驚かされる。三角地入口からも道路が見通せないほど下草が繁茂していたが、昨年に引き続いてのボランティアの参加で作業がはかどった。道路側の民家横ではコウゾ、クワやクサギの枝の伐採を、樹林側では、アズマネザサ、枯れた草などの草刈を行った。
陽があたる場所のアズマネザサはしっかりと地面から生えていて、のこぎり鎌が役立った。蒸し暑かったので水分補給を3回とり作業を続けた。
2人のボランティアはカタツムリ、トカゲやカミキリムシ、カマキリの子どもなどを見つけて楽しんでいた。花はヤブミョウガ、トキワツユクサ、ツユクサ、センリョウ、アカメガシワ、ホソバタイサンボクが咲いていた。(安部)
若葉緑地の会 梅雨入り宣言前日の作業
5月13日(日) 曇り 参加者4名
正午の気温は27℃と炎暑ではないが、蒸し暑い日。翌14日に関東地方もようやく「梅雨入り」宣言。ここ10年で最も遅い記録だそうです。
作業は、第3緑地西側に接する「大坂」の路肩に伸びた笹や小高木などの刈り取り。道幅が狭くなって、歩行者や自転車に危険が及ぶのを防ぐのが目的。5月にやり残した部分を処理しました。
若葉町の国分寺崖線には、この「大坂」より西側に「六別坂」「鉄砲坂」という2本の坂道があります。そのうち鉄砲坂は、私たち市民団体の活動範囲に入っていません。しかし、隣接する若葉町3丁目第4緑地(ここも活動範囲外)からの落葉が急な石段に降り積もり、特に雨の日は滑りやすくなって歩きにくいのです。
ご近所のYさん(若葉の森3・1会の旧メンバー)がいつもこの坂道の清掃をしてくださっていましたが、昨年急逝されました。それ以後、Yさんのお連れ合いが気にかけてくださっていますが、以前のようには掃除が行き届きません。そこで、坂道が接するマンションにお住まいの方とも相談して、落葉掃きをすることにしました。13日はとりあえず大村が独りで作業。しかしYさんから拝借した、落葉を吹き飛ばす機械を使って、かなり能率的に作業ができました。前記の「大坂」での作業を手伝えず迷惑をかけましたが、「鉄砲坂」では梅雨入り前に常緑樹の落葉を一掃できました。
この日(6月13日)、六別坂近くの比較的明るい林床で、写真下の果実を発見。マムシグサかウラシマソウでは!この近辺では初めて見た、と思ったのですが、マムシグサやウラシマソウの果実は秋のはず。
調べてみると、同じサトイモ科テンナンショウ属のミミガタテンナンショウは早咲きで、6月~7月に赤く熟した果実が見られるようです。判別のポイントである花を観察していないので、私は同定できません。入間・樹林地ではウラシマソウが見られるとか。お詳しい方、ご教示ください。(大村)
若葉の森3・1会 もうすぐ梅雨入り
6月6日(日)小雨 参加者6名
小雨で足元が滑りやすいため、この日の作業は最小限としました。今年は、第一緑地の中央裸地に、シラカシ、ケヤキ、コナラの実生がたくさん生えてきていました!シラカシの大木伐採による日当たりの改善が関係しているのかもしれません。
●第一緑地の中央通路の階段に、前日に作製しておいた横木材と杭を使用し、階段を追加する作業を行いました。材料がそろっていると、作業がとてもはかどります。
●第一緑地の斜面地に、苗木を植樹することにしました。表面を水が流れてしまうため、土がかなり固くなっています。ここに深い穴を掘り、落ち葉溜めで作った腐葉土を入れてフカフカにした上で、マユミ、ムラサキシキブ、ガマズミを植えました。
これらの樹種は多摩地方の雑木林に普通にみられる、果実や紅葉が美しい、低木または小高木です。住宅地境界から十分距離をとって樹高10mを越えない木を植えることで、シラカシ(樹高20m超の高木)7本の伐倒を余儀なくされた昨年末の事態を、将来にわたって避けられると思っています。樹林「再生」の第一歩です。
●落ち葉溜めの腐葉土の中から、カブトムシが4匹も!元気いっぱいです。落ち葉溜めを作っておいて、よかったなぁと思いました。
●第二緑地のナラ枯れ被害木のコナラ。幹に空いた穴から、樹液が噴き出して流れていました。これがカシノナガキクイムシによる被害なのか、今後が少し心配です。
●ビールの空き缶、ペットボトル等のゴミがたくさん落ちていました。雑木林の中で誰か飲み会でもやったのでしょうか…。 (内堀)
カニ山の会 雑木林ができるまでは…
6月12日(土) 晴れ 参加者10名
カニ山の東端、植溜跡樹林は手入れを初めて3年目になるところ。まだまだ雑木林の趣は無く、暑さとともに実生木やササ、外来植物などがイヤというほど茂り始めた。
今日は午前午後に亘りひたすら草刈り。特に宅地に隣接する部分を重点的に行い、春先に沢山フキノトウが出ていた場所も来年に期待しながらサッパリと。
藪化しつつある部分は、雑木林成林に向け当面は伸長させる若木(将来的には密度調整間伐実施を想定)を残しマーキングを行いながら、先駆性樹木や過密部の樹木の除伐を行った。
昨年カシノナガキクイムシによるナラ枯れで伐採された跡地に苗木を植栽。これはカニ山産のどんぐり(コナラ)と種(ムラサキシキブ)を会員宅で発芽させ3年育てた物。コナラ・クヌギなど武蔵野にふさわしい雑木林が存続することを願って…。
6月の昆虫と花。手入れの合間の発見が楽しい!
現在カニ山の会では自然広場内の3か所を管理しているが特に草木の伸長が激しい東樹林の東を刈り払い機無しで管理するのはかなりの負担となっている。
また北の駐車場奥に運び出した枝葉の処理は市に要望しているが、なかなか処理されないこともあり動力機の使用に関することも含め、改めて市と役割分担等を話し合いたい。(K&K)