・雑木林連絡会 (27年度第1回)

2015年11月04日

平成27年度 第1回雑木林連絡会 議事録(確定)
日時  5月21日(木)18時30分~20時50分
場所  調布市役所8階 801会議室   記録:連絡会事務局=ちょうふ環境市民会議

<議題>

1 安全講習会について   ・実施日は講師の松井先生と各団体の希望をもとに調整し、11月28日(土)に決定済み。
実施フィールドについて ・昨年度の講習参加者がゼロだった凸凹森か、カニ山で調整する。
→緑と公園課で松井講師に下見をお願いする。
昨年度の講習の振り返り
・高齢者が多いので、急病発生の時の対応もプログラムに入れるとよい。例えば、AEDの設置場所の情報など
・前回、鎌の安全な使い方が学べてよかった。一度では身に付かないこともあるので、復習・反復が大切。
・前回の講習後、各団体で採り入れたことを発表しあって、共有することが大切。
→作業の終わりに「ヒヤリハット」体験がなかったか話し合うようにした団体が複数ある。

来年度(28年度)の実施時期について
・5月~7月に講習を実施して、熱中症・害虫への備えも学んだ方がよい。そのために早めに相談を始める。
2 カニ山利用者アンケート結果について 緑と公園課報告 
・昨年7月9日~9月30日まで、カニ山の竈(かまど)利用者を対象にアンケートを行った(対象24件(人)のうち回答12件(人)

質問:一度に利用する団体は何団体が望ましいか(竈には8つの焚口がある)/質問:炭・灰の処理はどうしたか
→回答があった8件のうち6件は「持ち帰った」2件は「埋めた」/炭・灰は「持ち帰ってください」とお願いしている
質問:利用手続きについて
回答:「現状でよい」が多数だったが、次のような要望もあった。「市役所に3回行かなくてはならない。1回でも減らしてほしい。」      →(緑と公園課)電話で予約ができるので、1回減らすことができる。
・市民:「鍵を渡されるのが利用直前。受け取りに行く日に幅をもたせてほしい」
→((緑と公園課)課の業務時間以外は、市役所1階の守衛室で鍵を渡すことができる。

設問:その他の意見
「バーベキューをさせてほしい」→(緑と公園課)周辺住民から匂いについて苦情が出たので不可としている。
「駐車場の位置がわかりにいく」→(緑と公園課)初めての利用者にはマップを渡すようにする。
・アンケートの回答者が多くなかったので、もっと広げて再度アンケートをした方がよいかも。

意見交換
・昔は社会教育課の管理で社会教育活動の団体だけが利用していたが、現在は一般の個人(少人数の家族)も使っている。
・雑木林保全活動団体関係団体の利用が、一般の利用と競合することもある。
・少人数のグループが1団体だけで利用していると「複数団体で利用できるように」という声が出るのも理解できる(緑と公園課)
・アンケート回答者の1グループ当たりの平均利用者数は16人、最少で6人。最大で24人だった。ただし、回答者以外に少人数での   利用者があったかも(※)。(※)27年1月に家族3人で利用した例があった(ちょうふ環境市民会議からの情報)

・一般の利用申し込みは1ヶ月前から受付。社会教育関係団体はそれ以前に(年間で)押さえている。
・これまで維持・管理は社会教育課で、緑と公園課は利用(貸出)手続きだけを担当してきた。
→今日は結論的なことは言えないが、今日の話し合いで現状が見えたので、緑と公園課として、これからの対応を考えたい。

3 平成27年度 物資購入依頼について  緑と公園課から説明

・1団体あたり1万5000円以内を目処に要望リストを提出してほしい。締め切り:6月の活動日に相談し速やかに。
ただし、蚊取り線香セット(児玉兄弟商会製「携帯防虫器」※)はすぐに必要であり、早期にまとめて発注したいので、必要な団体は  5月末までに連絡を。見本として実物1セットずつを持ち帰った。※蚊取り線香を収納・固定して携帯できるケースと線香2巻のセット。  昨年度、使った団体があり、器具の安全性が従来品より高い(線香が落ちない)と評価された。説明書によれば、線香も「防虫用とし  て屋外で使用するために、煙が多く出るように特別につくってある」とのこと。
・昨年度、要望を受けて「ボランティア活動中」と書いた腕章をつくったが、実際に使用を希望された団体は多くなく余りがある。
→安全ピンで腕に止める方式に意見も出たが複数の団体が持ち帰って使うことにした。

意見交換
・ 安全講習ではヘルメット着用が必要とされた。若葉町の2団体にはヘルメットがなく、少数のメンバーが個人用を持参して、伐倒    作業などで被っている。ボラン ティア保険金の給付条件との絡みでも、ある程度の人数分を備えておくべきではないか。市から各    団体にヘルメットを支給することはできないか。
→(緑と公園課)支給はむずかしい。樹林によって作業内容が違うので、必要度も違うだろう。
→(市民)各樹林の作業実態にあわせて、毎年の物資購入の範囲で買い揃えていく。1個2000円前後。

4 崖線樹林保全管理計画について  緑と公園課から説明 配布資料(昨年度の成果物)についての説明

今年度(27年度)は仙川崖線、布田崖線を対象として保全方法調査検討業務を行う。近隣住民への説明会は、昨年度は1回しかできなかったが、今年度は2回やりたい。

意見交換  
・保全活動をスムースに進めるためにも、保全計画の周辺住民の皆さんへのPRが大切。地域住民への説明会(2月、東部公民館)はとても良い機会だった。
・1年間、意見交換しながら作りあげた成果なので、活用したい。
・毎木調査の結果を樹種名がわかる大きな図にして、近所の方にも見せたい。関心をもってもらうきっかけになる。
ただ、報告書掲載の図には番号だけが記載され、別表と照らし合わせないと樹種名はわからない。
→緑と公園課から調査会社に照会したところ、樹種名が記入された図面はないことがわかった。当方で報告書掲載のデータを加工し  て、樹種名入りの図をつくる必要がある。
・今回の保全計画は概ね10年間を対象としているが、何十年か先の樹林の将来像を見定めて、更新の準備をしていくことも、課題として意識しておきたい。
・昔の雑木林の復活を目指すなら、もっと若い林にするために、古い木を伐らざるを得ないだろう。そして「実生(みしょう)更新」の区画を設けて、アピールしながらやることになるだろう。ただ、こうした作業はボランティアのレベルでは難しい面もある。
・東京都管理の樹林で、あるエリアを伐採して実生更新をやっているところもある。
→・カニ山周辺の私有地をまとめて指定する方向で検討中。
・特別緑地保全地区に指定されると、相続税が大幅に減免されるなど、所有者が長く持ち続けられる条件ができる。
・平成25年に仙川崖線と「みんなの森」(緑が丘小学校近く)を決定した。今年度の仙川崖線樹林保全計画策定は特別緑地保全地区を対象にする初めてのケースになる。

5 その他  「国分寺崖線ウォークラリー」の提案  提案者:カニ山の会・小島

主旨:国分寺崖線を知らない市民もまだ多く、緑のボランティア活動への一般市民の参加も十分とはいえない。貴重な緑地帯である国分寺崖線を広く知ってもらいボランティア参加の機会とし各ボランティアグループの連携の場にもする。
実施内容:国分寺崖線で保全グループが活動している緑地のスタンプラリー 全緑地を回った人には、ゴールで地元野菜をプレゼント/プチボランティアなど  開催時期:2015年秋~冬
予算:カニ山の会が受け取るセブンイレブン助成金を費用に充てることができる。
 ・環境市民会議で作成する若葉町:入間町の雑木林案内マップが秋にはできるはず。
 それと連携しながら企画を進めたい、など賛同・歓迎する意見が出た。
保全グループが参加者に歩きながら説明するならイ  ヤーフォンがある(レンタル)と話がよく伝わるとの提案もあった。

6. 市民側「雑木林連絡会」の開催について
緑と公園課も出席して開催する雑木林連絡会は一年度に2回と決まっているが、 新しい企画(例:上記ウォークラリーや雑木林マップ)や来年度の安全講習会などについて、など、市民団体間で早めに意思疎通を図ることが必要。
そのため次の日程で、市民団体だけの雑木林連絡会を開催する。  7月2日(木) 19時~ 場所は未定

7. 緑と公園課職員の保全活動参加 
昨年度と同じく5月末~6月にかけて実施。日程については、緑と公園課から各団体に個別に連絡がある。 以上。

esashi について

ちょうふ環境市民会議事務局長&広報PJメンバー