2023年8月の雑木林

入間・樹林の会

8月20日(日)晴れ 参加者 中学生ボランティア3人を含む13人

 毎年恒例の市民活動ボランティアセンターからの紹介で、今年も3人の中学生と保護者1人を受け入れた。7月の植生調査が延期になり6月に実施したので、希望によって雑木林広場のアズマネザサ刈り班2人と方形枠・植生調査班1人の2手に分かれた。最後に雑木林広場の植生調査を全員で行った。

 猛暑の中だったが、水分補給を30分毎に摂取し熱中症予防に気をつけた。さすがに中学生、物覚えが早くて、草刈りの鎌の使い方、剪定ばさみの使い方などを覚えて戦力となってくれた。照度計や硬度計の使いかた、被度群度の数値についてもすぐに覚えてくれて調査が進んだ。

 プチ違いで、ヤブミョウガとミョウガの違いを根本講師から聞いていたが、植物の観察の仕方で、葉の付き方、葉の光沢の違いやざらつき感などの違いがわかると関心もでてくるのではないか、と思う。

 キツネノカミソリやヤブミョウガの花も咲いていてほっとしたのではないだろうか。樹林地を知ってもらい、汗を流したが草刈りの達成感を味わってもらえたと思う。また、参加したいという中学生もいたので多いに期待し、若い力が緑の保全に関心をもってもらえると今後が楽しみである。(安部)

倉庫前で道具を準備
ヤブミョウガとミョウガのプチ違い説明
下草刈り説明

カニ山の会 伐採した枝葉でしがらみ作り

8月12日(土)晴れ 参加者9名

 今日も朝から強い陽射しの快晴。 前回から活動時間の開始を30分繰り上げ昼まで(9:30~12:00)の実施とした。お盆連休の中日で特に男手が少なく、予定していた力仕事は止めようかと思ったが結局山仕事で言う”しがらみ(柵)”作りを実際にやってみる事にした。

 山では伐り倒した樹の丸太は里まで下すが、枝葉は新しい生循環の床づくりに利用している。① 等高線上に深さ幅30㎝の溝穴を掘る。(掘った土は溝の上方に積む)② 溝の一端に深さ60㎝程度の深孔を掘る。③ 溝の底に枯れ葉を敷き、剪定枝、腐食枝を絡めるように積み、刈草、枯れ葉をはさんでいく。④ 溝から盛り上がるくらいまでこれを繰返し、最後は枯葉で覆う。⑤ 深孔は、枯枝、剪定枝を絡めるように縦に差し込み、細い枝葉、刈草、枯れ葉で隙間を詰める。⑥ 溝上方に土留め用の枝を置き、小枝、枯れ葉で目張りして掘った土を平らにする。

しがらみのようす

 今回は、1.5mの溝を2つ作った。 次回以降これを横に伸ばし、下段にも施して行く。 今回は、経験者の体験を聞きながら、webで得た知識を絡めて実践してみた。次回以降はこの経験を基にさらに規模を拡大して行く。10:50休憩、11時からは下段エリアに散乱している、落下した折れ枝の整理、しがらみに使う枝葉の準備、刈草溜め予定エリア周囲の片付けを実施、12時作業を終了し12時半ころ散会した。(S)

色づき始めたサンゴジュ
ミンミンゼミもにぎやか