カニ山の会 活動の進め方について意見交換
8月20日(土)晴れ 参加者9名
定例活動日の第2土曜が雨だったため1週遅れての活動日を設定。暑さのため重労働は難しいので軽作業(伐採木で作った杭の移動)とカニ山の現状を確認した後、今後の方針、行政との関係などについて話し合いをすることとした。
●最初に杭の移動。これはキャンプ場北東の皆伐地の地主さんから伐採枝を譲り受けた材で作った物で60~70cmの杭材だけで100本ほど、また土留め材もかなりの本数で全員で30分以上かけて東樹林内の端まで運搬。
次は当会の作業エリアを中心としカニ山の現状を確認。
●写真右側の通路は崖線を登って来る切り通し状の昔みち、奥に見える階段を上がるとカニ山の東樹林に入る。切り通しの法面が通路側に崩れ、どこからでも樹林内に入れる状態。搬入した材料で土留め垣を作り、植栽や粗朶垣でこの斜面を整備しようと思う。
●6月7月に草刈りをしたエリアで「刈草の山積み放置方式」を試しているが、刈草容積の半減が進んでいる。場所を適正に設定すれば、この方式でも良いかも知れない。
その他、東樹林南の民地境界高木(ナラ枯れ罹災樹含む)の状況や、東樹林内通路が土流れで谷側に崩れかけている状況、崖際のオカメザサが業者によって刈りこまれ斜面で遊ぶ子らの通路になってしまっていること、ナラ枯れ等で伐採した市内樹木の補植用苗床をキャンプ場北エリアに作ると想定した時の広さ・陽当りなどを見て回った。
●その後はキャンプ場カマド前で円陣になっての話し合い。
●話し合いの場に現れた幼虫。なんのスズメガかな?
行政の方針や目的が分かりにくい・大きな方針は行政に従って会としての活動は無理なく自分たちでできることだけで良いのではないか・植樹用苗床作りについて・東樹林通路の補修はどうすべきか・薪炭林に捉われない発想も必要じゃないか・若い人達始め多くの市民に関心を持ってもらうには、など日頃の思いなどを様々に出し合った。
上記に関してはすぐに結論を出せることでは無いが、境界コナラのナラ枯れの措置、樹林内の土流れによる路肩崩れ等、公共の安全を考え市としの検分を要請中だが、まだ対応してもらえていない。
その他、8/20までのカシナガトラップによる捕獲状況は45,000頭に達するが、現状ではカシノナガキクイムシの集団飛翔は小康状態、反対に穿孔(フラス)活動が盛んで穿入罹災木が急増している。キャンプ場水道下の広場でカシ類の被災が出現している事、罹患生存木への再突入が起こっている事が今季の特徴。これらのデータをまとめるため、会員の協力を募り臨時調査日を設ける予定。(S&K)
入間・樹林の会
8月21日(日)曇り 気温27.6度、湿度76% 参加者13名
今年も市民活動支援センターからの夏のボランティアの中学生1人、高校生2人が参加してくれました。他にもセンター職員、緑と公園課職員1人と植生調査の講師と総勢13人と久しぶりの大人数でした。地域福祉センター会議室で、自己紹介、会の説明と今日の作業について説明しました。準備体操後、道具(アズマネザサ刈り用の鎌や蚊取線香、竹ぼうき、剪定ばさみ等)の準備をし樹林地へ移動しました。
はじめに、樹林地内の4つのゾーンを巡回しました。ツバキの森では、ナラ枯れとそのトラップを説明し罹患木の伐採後に樹冠がぽっかり開いたので空を見上げて確認しました。そこから陽が入りアカメガシワやシラカシの実生がいっぱい生えてきています。マテバシイ広場はまだまだ暗い状態ですが経緯を説明しました。雑木林広場で通路下側の植生調査を全員で行い、3人の学生はメンバーとアズマネザサ刈りを刈り方を教えてもらい作業しました。その後は率先して坂道清掃の落ち葉はきをしてくれました。残りのメンバーで方形枠と植生調査を、トラップの取り換えも行いました。
最後に集合写真をとり感想をききました。「身近にこんな自然があることを初めて知った。雑木林保全に色々な作業があることを知り笹刈りの作業が楽しかった、キツネノカミソリなどの花をみれてよかった」との感想がよせられました。崖線樹林地や自然に関心をもってもらえ、将来保全活動への参加に期待します。(安部)
植生調査を全員で
キツネノカミソリがかわいい
ヤブラン
ヤブミョウガとミョウガのプチ違いの説明をうける
トラップにはいったタマムシなど
集合写真
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若葉の森3・1会と若葉緑地の会は8月の活動はお休みです。