若葉緑地の会 去年2月とは別世界の寒さ
2月13日(日) 曇りのち雨 参加者2人
お日さまが顔を出さず、朝10時でも3℃台のうすら寒い日。おまけに昼前から雨が降り出して、早じまいとなった。
まず緑地内と周辺道路を、ゴミを拾いながら回る。葉を落とした低木類の枝先が、子どもの顔あたりの高さに伸びているものが多いことに気づき、枝の剪定をする。10年余り前、近くの樹林から緑地入口脇に苗を移植したカエデも、すっきりした姿になった。
当緑地では、例年3月中旬からスミレの群生が見事。崖線上の用語倉庫裏ではタチツボスミレが絨毯のように広がり、崖線下の林床ではタチツボに加えて、マルバスミレの小さく白い花が咲くことに3年前気づいた。
この日は崖線下で圃場のように保護してきた一画で、分厚い落葉の層からわずかに顔をのぞかせたスミレ類の世話(被さっている落葉を手で取り除く)をして、お日さまをたっぷり浴びられるようにした。
早い年は3月初めに咲き始めるスミレ類だが、今年はまだ先が長そう。崖線上の「青空広場」では、例年ならオオイヌノフグリの青い小さな目玉が並ぶ頃だが、今年は目をこらしても見つからない。ご近所のウメの開花もずいぶん遅い。
「この冬は寒い」と多くの方が感じているだろうが、府中の観測記録を調べると、今年1月と2月の平均気温は3.7℃と4.2℃で、これは平年値(1991~2020年)の4.5℃と5.4℃よりもずいぶん低い。とくに2月は平年値より1.2℃寒く、1月の平年値さえも下回った。さらに記録的に暖かかった昨年2月の7.3℃と比べると、これはもう別世界の寒さだ。
長期的な温暖化の傾向は間違いないものの、このように短期的に極端な変動がしばしば見られるのも、近年の特徴だろうか。昨年はナラ枯れが各緑地で急激に感染拡大した。ナラ枯れ菌を運ぶカシナガキクイムシの越冬率は、厳冬期の気温の影響を受けるとの研究がある。この冬の寒さが、ナラ枯れ収束の一助になってくれると良いのだが。(大村)
若葉の森3・1会 日当たりのよい冬の雑木林
2月6日(日)晴れ時々曇り 参加者7名
●2020年12月のナラ枯れ大木の伐採から一年以上経過しました。第一緑地の中央斜面地の階段状の土留め付近はとても日当たりがよく、土は乾燥し、落ち葉もパリパリに乾いていました。
●第二緑地は、2021年12月の安全講習会にてアカメガシワなどの藪を大掛かりに伐採したそうで、住宅との境界付近がすっきりしていました。竹の柵が整備され、歩道が確保されました。
●緑地内の落ち葉は、階段の横木や木の根っこの付近に積もりすぎていると歩行が危険に なる場合もあるので、段差が見える程度に落ち葉をかきました。
●第二緑地にはオカメザサ、アズマネザサが広範囲に茂っています。キンラン、ギンランの生育確保および、春以降のササの繁殖を防ぐために、冬のこの時期にササ刈りを行い養分を根に蓄えさせないようにしました。全員総出で作業し、この寒さの中、汗をかきました。
●上:地上部分の葉が枯れたキンラン(春にたくさん芽が出てくるのを期待しています)、左下:落ち葉の下に霜柱、右下:切り株に大きなサルノコシカケ(内堀)
カニ山の会 落ち葉溜め用に太竹を伐採!
2月12日(土) 晴れ 参加者12名
今季は竹材を使って落ち葉だめを作ろうと計画。幸い農家の竹林整備を兼ねて伐り出した竹稈を譲って頂けることになったので2/3から有志で数回整備を始めた。今日は定例の活動として参加者全員で竹林整備に入った。
青竹、老齢竹、立枯れ竹の枝を棒や鉈で払い落して、それぞれ林内外に廃棄用と活用する物に整理し山積みした。間引きした太い青竹は、利用寸法3mと2mに切り分け竹竿として保管した。人数が多かったのでこれで林内整備も進み整備作業はほぼ片付いたと思う。
午後は東樹林下段区域のササ刈りを実施。樹林東と東樹林一部に残置された伐採枝等の搬出もする予定だったが、午後の参加者が少なかった上に落ち葉掻き前にササを刈っておきたかったので、今日刈ったササも合わせて来月の 例会で搬出する。(S&K)
入間・樹林の会
2月20日(日)参加者6名
夜半の大雨もあがって、全員で樹林地内を巡回。3月6日の野鳥観察会に向けて、通路整備やゴミ拾い、サネカズラ伐採や鳥が樹林地内に入りやすいように枯れたつるを取り除いたり、込み合った枝を切って見通しをよくした。ちょうど枝払いをしているところの後ろでカサコソ音がしたと思ったら、地面で餌探しをしていたシロハラを驚かせたのか飛び立っていった。エナガ・シジュウカラ・メジロ・コゲラなどの鳴き声もよく聞こえ、ツグミの姿も確認できた。花はサザンカ・ツバキ・スイセンが、実はアオキ。 (安部)
次回は3月19日(土)保全活動他、3月6日には子ども野鳥観察会を実施予定。