2022年1月の雑木林

入間・樹林の会

1月16日(日)晴れ 参加者7人

始めにシンボルツリーのシラカシの前で2022年一年の「安全祈願」を行った後、植生調査を行いながら樹林地内のゴミ拾いを行った。根本さんの指導でアラカシとシラカシのプチ違いである「葉の形や鋸歯、葉脈の違い」を確認したので今後の同定に役立てたい。12月に行ったツバキの下枝伐採等で、マテバシイ広場が坂道側からも見通しよくなりシロハラなどが入りやすくなっていて、鳴き声がきかれた。花はサザンカ・ツバキが、実はガマズミ・センリョウ・マンリョウ・キミセンリョウ・アオキ。鳥はヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、シロハラ、アオゲラなど。(安部)

安全祈願
センリョウ
キミセンリョウ
タブ
プチ違いアラカシシラカシ

次回は2月20日(日)保全活動他、3月6日には子ども野鳥観察会を実施予定。


カニ山の会 新年の作業初日に安全祈願

1月8日(土) 晴れ 参加者 11名

新年初日の活動日は、例年通りお米・塩・水・お酒をフィールドに供え、作業道具を並べて山の神に安全祈願をした(仲間うちでは山開きと称しています)。

山の神にお供え
今年も安全に作業ができますように!

その後はナベを囲んで懇談の予定だったのだが数日前の大雪でキャンプ場がぬかるみのため中止とし、正午まで樹林東エリアの整備作業をすることに。

樹林東エリアは冬枯れでブッシュの状態や、常緑の密状態がよく分かる。 シデやコナラなどの残置樹種以外の実生木を積極的に刈り取った。(東民家側に枝を伸ばすアオキリ、センダンの成木。 密集度を増した常緑種のツバキなど)

融雪により地面がぬかるんでいて、一輪車による搬送は困難になり除伐した幹、枝及び、刈り取ったボサ、常緑樹は現場に仮置きし次回搬出廃棄することとした。(S&K)

パイオニアツリーであるセンダンの伐採
センダンの年輪は荒い
伐採した樹は廃棄用に切断
ナラ枯れのため実生のクヌギは刈られないよう目印を付ける。

2021年12月の雑木林

カニ山の会 今年最後も頑張りました!

12月11日(土)晴れ 参加者10名(ボランティア講座から体験1名含む)

今年最後の作業として斜面上中段に注力した。ナラ枯れ対策でコナラの大木が伐採された影響で、上段イヌシデ゛の辺りの日照が改善されている。

1月の山開きもあるので、特に上段中央部を丁寧にササ刈り (山の神を迎える場所)。実生の低木常緑(シラカシ、アオキ、スゲ、ユズリハなど)がかなり増えてきているので低木は剪定し、成長した物はエリア西に残すようにして、目立つ物は除伐した。

紅葉の下で剪定など

今年は落葉が早い。通路の落ち葉かきをし、エリアで発生したササ・剪定枝などを搬出し、中間貯留場に搬入する。剪定枝と葉付き小枝は60cm程度に切り向きを揃え、刈ったササと離して山積みした。

2つに分けて積んだ処理枝葉

今日の感想

  • 思い切り体を使っての作業だったので心地良かった。
  • 細い短いササが多かった、毎回丁寧に続けて来た成果だと思う。
  • ササ刈りの成果だろうか上段でもキンランが見つかった。ナラ枯れの木の伐採により更に明るくなったのでこれからが楽しみ。
ササ刈りのお陰でキンラン発見
東樹林上段の白ツバキ
  • 森作業はリフレッシュ、仕事の疲れも飛んでストレス解消に一番。
  • 林床に立ち入り難くする主旨で通路際のササは刈らない様にしているが、疎らなところが多い。もっと密にしたいが、如何すればいいか考え対策したい。
  • 剪定枝を引き摺って運んだが重さは20㎏程度か。300m2往復は年寄りには足腰に辛く廃棄場で60cm位に刻んだが、これも大変。
  • 鎌、鋸、鋏と色々な道具を使った。朝の景色と作業を終えた景色がガラッと変わったので驚いた。皆でやるとこれ程変わるのかと思った。(S&K)

★次回の予定 1月は定例作業はやらずに、恒例山開きと懇親会を実施する。


入間・樹林の会

12月19日(日)晴れ 参加者6

全員でゴミ拾い、マテバシイ広場のツバキの下枝刈り、マテバシイ、ひこばえ伐採等で、見通しと風通しがよくなるよう整備した。他にサネカズラバスターやアズマネザサ刈り、アオキ等の低木を刈りとり、伐採したアオキなどを片付けるためにソダ柵をつくった。先月ナラ枯れのシラカシ7本にヒモを巻いたが、安全講習実施後に市と協議して、3本の処置をすることを決めたのでメンバーに伝えた。花はサザンカ・ツバキ・ツワブキが、実はムラサキシキブ・ガマズミ・センリョウ・ナンテン・マンリョウ・アオキ。鳥はヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ。(安部)

スイセン
そだ柵作り
ナンテンの実
マテバシイ広場下草刈り作業
紅葉

次回は来年1月16日(日)保全活動・植生調査・懇親会の予定


若葉3・1会 若葉の森  秋の紅葉と落ち葉

12月5日(日)晴れ 参加者7名

●11月の若葉の森は、コナラ、ケヤキ、イヌシデ、クヌギが黄色や茶色に色づき、秋の装い となっていました。第一緑地の中央斜面地の階段状の土留めには、夏の間に茂っていた草が 枯れ、大量の落ち葉が溜まっていました。

●木や竹で作った杭や横木の状況を定期的に点検し修繕します。今月は六別坂下の入り口 付近に設置している方形枠の枠が朽ちていたため、竹の枠に取り替える作業を行いました。

●フカフカの葉の上を歩くのはこの季節ならではの楽しみです。でも、階段の横木や木の 根っこの付近に落ち葉が積もりすぎていると歩行が危険になる場合もあるので、段差が見 える程度に落ち葉をかくことにしました。

●ナラ枯れ被害木のコナラとクヌギの幹に、カシナガキクイムシの侵入を防ぐためにビニ ール袋を巻き付ける対応を先月同様に行いました。カシナガキクイムシは、コナラ→クヌギ →シラカシの順に浸食するようです。

●第二緑地のキンランロードの様子です。通常ならこの季節には落葉しているはずのキン ランの葉が、未だに残っていました。温暖化の影響でしょうか。(内堀)


若葉緑地の会

12月12日(日)晴 参加者2名

雑木林連絡会参加団体対象の安全講習会と日程が重なったので中止も考えたが、緑地内外に落葉が大量に降り積もっているのが気になるとの声があり、ごく少数で周辺道路や緑地内散策路の清掃を行った。

18日には第13回環境活動交流会「みんなで語ろう ちょうふの環境」にZOOM参加した。団体紹介で使ったのが下のパネル。

このパネルではふれていないが、当会ではメンバーの高齢化、体調不良、海外赴任などにより活動参加者が減っている。来年は、雑木林ボランティア講座修了者をはじめ、新しい仲間を増やしていきたい。(大村)

2021年11月の雑木林

若葉3・1会 若葉の森 秋の落葉・枯草とドングリ

11月7日(日)晴れ参加者8名

●非常に日当たりが良くなった第一緑地の斜面地。階段状に設置した竹による土留めに青々と育っていたアメリカセンダングサが、すっかり枯れていました。緑の風景は、春までお預けです。

●六別坂の落ち葉かき。ケヤキ、イヌシデの落ち葉の他、シラカシのドングリが道路の滑り止めの溝にたくさん詰まっていたので、取り除きました。

●六別坂上入り口に、土の流出防止と歩行者の滑り止めのために階段を設置しています。木製の階段なので、定期的に修繕しています。

●枯れてしまったアメリカセンダングサの刈り取りをしました。アメリカセンダングサの種子はトゲがあり、一度服にくっついてしまうと離れにくいので、注意が必要だと実感しました。

●ナラ枯れ被害木のコナラの幹に、カシナガキクイムシの侵入を防ぐためにビニール袋を巻き付ける対応を行いました。ゴミ袋として使われている大きなビニール袋をハサミで切り広げて巻き付けたのですが、ラップよりも容易に巻き付けることができました。


カニ山の会 キャンプ場北エリアの整備は大仕事

11月13日(土)晴れ 参加者8名

今日はキャンプ場北エリアの、やり残した草(ササ)刈りと刈草等の搬出廃棄。及び保存草本エリアの杭打ちとロープ張りを短時間で片付けて、本拠の東樹林の整備に移行する予定で作業を開始した。

エリア西、通路際1m余を残し地際で刈払う。前回までに刈払った草、ササを搬出・廃棄する。草本の保存エリアの4隅に杭を打ちロープを張る。

フェンス北側の無管理状態ブッシュから越境するクズの蔓がフェンス際の樹に巻き上がり覆い被さって来ていた。これを取り払おうと始めたのが移動予定の11時頃だったが、ツルの巻き付いた枝や越境した樹を伐り蔓をはがす作業は大仕事になった。全員掛りでツルを引き下ろし、枝を伐り、解体し、廃棄場へ搬送した。午後2時すぎやっと片付け終わって終了する。

北側フェンス際 中間部すっきり
今日の作業で搬出した、刈草、剪定枝

はびこったクズやキウィなどの生命力に驚かされたが、皆で懸命に片づけ、一仕事終えた満足感があった。

本日作業したキャンプ場北エリアの北側、非管理区域から越境するササ、クズさらに成長した実生木が繁茂しフェンスを越境するようになって来ているので、フェンスより1m程度の刈払いを市に依頼するか、許可を得て会で実施したいと考えている。

なお11/28(日)はちょうふ市民会議主催の崖線ウォーク開催日で、カニ山の会もスタッフとして協力する。

次回12月11日は今年最後の作業。東樹林の落枝処理、常緑実生とササ刈りなどの予定。


若葉緑地の会 

11月14日(日) 晴れ 参加者3名

大坂をはじめ、緑地を囲む道路と緑地内の散策路の落葉掃きとゴミ清掃を行った。

朝晩の冷え込みとともに紅葉が鮮やかさを増したが、落葉も大量。

第3緑地入口付近から第2緑地を望む

11月28日、調布がいせんウォーク2021に協力して、第3緑地の用具倉庫前に「第2チェックポイント」を設置。

第2緑地のナラ枯れ罹患木(コナラ)の幹にはナラ枯れの解説パネルを貼り付け、約70名の参加者に見てもらった。ガイドウォークの講師にも説明に使っていただくよう、あらかじめお願いした。解説パネルは、11月6日の「りょくちフェス」(同実行委員会主催、ちょうふ環境市民会議ほか後援)のために作成したものを流用した。

当日は快晴で、第一緑地の崖線上からは真っ白な富士山がくっきりと見えた。

調布がいせんウォーク2021 第2チェックポイント 撮影:大屋順平
ナラ枯れの解説パネルを、罹患したコナラに取り付けた
第1緑地崖線上から 撮影:大屋順平

入間・樹林の会

11月21日(日)曇り 参加者8人

 全員でゴミ拾い、ナラ枯れ伐採木の決定、坂道清掃とがいせんウォークのための通路整備を行った。

 10月にナラ枯れのシラカシ7本に黄色のヒモを巻いたが、枯れた木に緑のヒモを巻いた。入間樹林地は、シラカシのみフラスがでていて最も大きな幹回りのシラカシから被害にあっている。半数の木は枝先の葉が枯れていないこともあり、悩ましい限りである。林内巡回では、民家横の下草刈りの状況を確認したが、20年来調査してきた8番枠の中まできれいに根こそぎ刈られていたのには残念としか言いようがない。

 花はサザンカ・ツバキ・ツワブキ・アジサイが、実はムラサキシキブ・ヤブミョウガの紫色と、赤いガマズミ・センリョウ・ナンテン・マンリョウ・ヤブコウジ・アオキ。クサギは実が落ちた後もガクの赤が目立っていた。他にマテバシイ・シラカシ・アラカシのドングリが落ち、カキが実っていた。

次回は12月19日(日)保全活動

ツワブキ
ナンテン
ムラサキシキブ
マンリョウ
実が落ちたクサギ