
日時:2023年3月5日(日)9:30〜11:00
集合場所:入間地域福祉センター(受付9時15分〜)
対象:おもに小学生(3年生までは保護者の方と)
持ち物:てぶくろ、飲み物、双眼鏡(もっている人)
講師:里 厚雄 さん(日本野鳥の会会員)
費用:50円(行事保険料)
申し込み:3月1日まで下記の連絡先まで
連絡先:入間・樹林の会・安倍(090-1458-4160)
table.abe@gmail.com
わたしからはじめるエコライフ
日時:2023年3月5日(日)9:30〜11:00
集合場所:入間地域福祉センター(受付9時15分〜)
対象:おもに小学生(3年生までは保護者の方と)
持ち物:てぶくろ、飲み物、双眼鏡(もっている人)
講師:里 厚雄 さん(日本野鳥の会会員)
費用:50円(行事保険料)
申し込み:3月1日まで下記の連絡先まで
連絡先:入間・樹林の会・安倍(090-1458-4160)
table.abe@gmail.com
1月8日(日)晴れ 参加者4名
1月度の活動は例年休みにしているが、12月の活動日が安全講習と重なるなどして十分にできなかったので、1月8日を臨時活動日とした。緑地内外のゴミ拾いのあと、緑地内散策路と「広場」の落葉掃き。次いで崖線上段「第一広場」の半分近くに蔓延ったアズマネザサを刈った。
12月に伐採した桜の老木5本の大きな切株が「桜広場」に残された。これを「痛々しい」と感じるのは、余計な感傷だろうか。
切株(下の写真)の年輪を数えると、80本以上あった。この場所は元は民家の庭で、80何回かの陽春の訪れを地域に告げてきた桜たち。そういえば、近年では花の咲く位置が高いため、緑地の中ではあんまり花が見えず、思いがけず遠い場所で甍(いらか)の向こうに見えた桜花がここの桜と判ったこともあった。
老木5本は、樹勢が明らかに衰え、幹が斜立し、大した強風でもないのに太枝が落ちたことから、緑と公園課に伐採を提案していたもの。危険除去の点から適切な判断だったと思う。実際の伐採作業も、重機を入れた二日がかりの大仕事で、経費も半端ではなかったようだ。しかし、私たち市民ボランティアも、地域の住民も、この伐採を見守り、その後利用について考えることがなく、行政と業者任せで事を進めてしまったことに、悔いがある。一昨年以来、ナラ枯れの感染防除のために大量伐採されたコナラやシラカシの行末も、私たちは知らぬままだ。
若葉の森3・1会では、台風で倒れたコナラの玉切りした幹を残してもらい、それをベンチに加工して「富士見スポット」に置いている。街の木ものづくりネットワーク(マチモノ)という団体は、公園や緑地の伐採木を公共施設や街の家具などに加工するプロジェクトを進めてきた。実際に調布駅南口の「子育てカフェaona」(2015年開業)のテーブルや椅子に使われ、最近でも南烏山の「まちづくりカフェMuimui」の壁材になっている。こうした実績を知りながら、桜の老木伐採と結びつけることをしなかったのは、私たちの怠慢だったと思う。
桜の老大木5本の伐採によって、「桜広場」の林冠には大きなギャップができた。伐採木を引き摺って搬出したため、地面がかなり広く露出している。そこに陽が射し込んでいた。この「新天地」をどう利用すれば良いだろうか?放っておいても、この夏にはアカメガシワなどのパイオニア植物が生い茂るだろうが、やはりこの樹林の「次の世代」のメンバーたちを育てる手伝いを、私たちがやるべきだろう。住宅地で3方を囲まれていることを踏まえると、高木種は避け、中低木の苗木畑にすべきか?
あるいは、ここが元は民家の一画であったことを踏まえると、樹木にこだわらず、野菜や花、ハーブ類の畑として利用してもよいかもしれない。いや、そのほうが多くの市民が緑地に関心をもち、身近な場として出入りするのではないか。
1月28日の調布市環境団体交流会では「地域コンポスト」の興味深い提案があった。樹林が生産や暮らしの場ではなくなった現代、その持続的保全のためには、地域住民はもとより多くの市民がそこに係わることが不可欠だ。樹林から出る落葉や剪定枝に家庭の生ゴミを加えてコンポスト(堆肥)とし、地域住民や市民が樹林の一画でコンポストを使う畑づくりをする。
従来の樹林保全ボランティアも大切な役割だが、実際の参加者は限られる。もっと幅広い市民の関心に応えて、樹林で楽しみながら身体を動かし、「実利」もあるような活動の在り方を、アタマを柔らかくして、具体的に考えていきたい。
日当たりが良くなった「桜広場」の一隅で、マンリョウの実が日差しを浴びて輝いていた。
なお、このレポートの筆者・大村は1月8日の活動日直後に新型コロナの感染が判明した。当日は体調不良を自覚しながら活動に参加していた(マスクは着用)。幸い他のメンバーに感染者が出なかったものの、やはり参加を見送るべきだったと思う。(大村)
1月14日(土)曇/小雨 参加者17名
例年、1月の作業日には山開きと称して大木の前で1年の安全を山の神様にお願いしている。
そして欠かさず行ってきた懇親会、昨年は雪のため行えなかった。今年度春(2022/4)入会の新メンバーは、焚火と鍋を囲こむ親睦会のほっこり感を味わえるのは初めてになるので是非とも実施したかった。開始時から小雨が降り出しそうな危なっかしい空模様だったが、鍋を食べ始めた頃から葉っぱの雨音が 聞こえるほどに降り始めた。それでも全員の協力でターフ代わりのブルーシートテントが出来上がり一体感が一層高まった。
山開きを始める間際、今期の雑木林ボランティア講座生Oさんが倅くんを伴って現れ、飛び入り参加。ほとんど最後まで 一緒に歓談した。 会にも入ってくれるそうだがバリバリの現役社会人、無理は禁物、でも現役世代の中にこんな活動が広がる起点として一緒に楽しくやって行きたい。
また退会した前リーダーさんが差し入れを持って顔を出してくれた。メール連絡は続けているので「多忙な中でもカニ山の作業等に助言を寄せて欲しい」と話ができたし、声掛けをした環境活動仲間の方も顔を見せてくれて、冷たい小雨の中でも楽しい歓談の場となった。(S&K)
2023年1月15日(日)曇り 気温12℃ 参加者8人
新年最初の活動日。初めに入口のシラカシの木に安全祈願。泡が木の根元に何か所かあり、「これは何だろう?冬なので卵ではないね」と調べると「樹幹流」木の表面の物質が雨によって流され泡になるとのこと。その後、塩・酒・米、道具を備えて今年1年の安全を祈った。
3手に分かれて、落ち葉だめ付近や坂道・通路整備、方形枠調査、懇親会準備を行い、全員で3か所の植生調査を実施した。雑木林広場 28種、シャガの広場38種、ツバキの森13種を確認した。
冬枯れや落葉でわかりにくいこともありながら以前の調査を思いだしながら行った。ツバキの森には、クスノキが新たに2本出現していたが、鳥が運んだのだろうか。落葉して、林の中は見通しがよくなっている。
エナガ・シジュウカラ・メジロがよく鳴いていた。崖線ウォークで発見し先月駆除した同じ杉をひっくり返すと再び、スズメバチ女王バチが冬眠していた。夏に襲われないように駆除した。
雨予報だったが、懇親会中は降らずにいて、今年も楽しく安全に活動しようと確認しあった。ヤブラン、センリョウ、マンリョウなどの実物を確認した。(安部)
入口のご神木のシラカシに安全祈願
泡ふき?虫?いや樹幹流です
女王スズメバチは枯れ木の中で冬眠
キミセンリョウの実
クスノキの鎌のような芽、これが特徴
懇親会 根本講師
2022年12月18日(日)晴れ 気温11℃、湿度55%
参加者6+人(ナラ枯れに関心のあるTさんの妻を含む)で、崖線ウォークで見つけた女王スズメバチの処分と、坂道の水留め作業、先月と同様に駐車場側のアズマネザサ刈りとクズの伐採を行った。
初めに、崖線ウォーク(11月27日)の生き物コースでガイドが子どもたちに見せた枯れ木の中で越冬しているスズメバチの女王バチの駆除を行った。女王スズメバチが枯れ木の中で越冬しているのはこれで2匹目となる。
11月の作業の続きで、駐車場側の民家とのフェンス際のアズマネザサを刈り、ヤブ化の張本人でもあるクズを伐採して見通しと風通しがよくなった。突然参加されたTさんには刈った草を運んでもらったがとても作業がはかどった。坂道の水留め作業は、一応終了したが、道路管理課の方から、緑地側の方に縁石(アスカーブ)を設けて雨水が緑地に入らないようにする工事の打診があり、12月11日の雑木林連絡会の安全講習会の折に緑と公園課にも坂下まで縁石の設置の要望を伝えている。
ヤブラン、センリョウ、マンリョウなどの実物を確認した。(小俣)
女王スズメバチは枯れ木の中で冬眠
駆除したスズメバチ
アズマネザサ伐採後のすっきりした民家との境界
赤がきれいなセンリョウの実
ヤブランの実
ナンテンの実
12月4日(日)晴れ 参加者7名
●今日は「調布市地域デビュー推進委員会」(https://twitter.com/bsl79ewx3rtkurj)の皆さんが取材にいらっしゃいました。さっそく若葉の森の自慢のスポットである、白い富士山が見える位置をご紹介しました。この取材をきっかけに、保全活動の新しい仲間が増えてくれると嬉しいです。
●第一緑地の斜面上方にコナラの切り株をベンチとして設置します。設置する場所を決め、直径8cmくらいの木材を使用して地固めをし、水平器を用いて傾き加減を確認しながら地面を調整しました。最後に杭で 4 か所を固定して完成です。
●「調布市地域デビュー推進委員会」の皆さんにもお手伝いいただき、第一緑地中央階段の補修作業を行いました。横木が朽ちて折れてしまったところを新しい木材に取替え杭打ちをました。
●ケヤキやイヌシデなどの黄色い落ち葉、コナラやクヌギなどのオレンジの落ち葉がフカフカに積もっていました。人の歩いてよい小道がどこかわかるように、また段差が見えるように、熊手で落ち葉かきをしました。
●サネカヅラが大量に赤い実をつけていました!実(サネ)が美しいカヅラ(葛)という名の通り、とても綺麗な実です。和菓子の鹿の子のような、つや・形をしていました。
(内堀)
12月10日(土)晴れ 参加者11名
樹林東民地隣接エリアではフキがこの一か月で成長した。刈草の山もだいぶ縮んだが最初ほどの収縮率でなく、見た目にはかなり残っている。この場所を恒久的に刈草置き場としていけるだろうか。
今月の活動は、会の立ち上げ時に決めた区画、東樹林エリアの下草(ササ)刈りとした。 約半年のあいだ殆ど手が入っていないのでササや実生の常緑樹も伸びて、カシノナガキクイムシにやられた大きな樹が伐採された割にはやや暗い林内となっている(ナラ枯れに対する「市」の伐採 or 枯れ枝除去案については、枯れ枝の落下などの危険性を考えると、もっと処置すべきではないか。 東樹林南側民地境界のコナラ伐採は、越境枝強剪定・ナラ枯れ対策と別々に処置するのでなくセットで計画的に進めてほしい)。上段は女性陣とYさんに常緑の除伐を、下段は男性陣で分担し開始。 刈り取ったササは適宜まとめて小山にして置き、あとでまとめて回収廃棄することにして、思い思いの場所に散らばった。
11時過ぎ頃から刈り取ったササの回収を開始、300ℓのフゴも刈り取った生のササを詰め込むと男が二人がかりでも重く、足場の悪い林床を運び抜けるのは一苦労。 リヤカーにこのフゴを載せて何往復も搬出するのはもっと大変だった。 午後は、刈り残し部分もあったが下段 のメンバーも上段に移り、上段を全員で仕上げることにした。
林床のササの刈り様もいろいろ。 地際で刈るか、膝下くらいで刈り揃えるか。草本種の豊富な林床にするためにはササの侵入を抑えたい。刈り過ぎるとササ以外の草が生えず裸地化が進んでしまいそうだ。カニ山の東樹林には、どの手法が相応しいのか分かる方がいたら現場を観て教授して貰いたい。そんな機会があったら、老高木化した典型的な雑木林の再生法もうかがってみたい。
西側法面の土留め柵に植えたシャガもどうやら根付いたようで、しっくりして来た。この調子で林内通路の土留め柵も徐々に整備できると良いが会員の力量と相談というところだろう。
今回は北エリアの草刈りは出来なかったので来期はそちらからの開始になる。またコナラ苗の育成についても実現したい。
(S&K)
12月11日(日)晴 参加者2名
安全講習と重なった上に、前日の環境関係イベントの後始末に出向くメンバーもいて、落葉が分厚く積もった緑地内遊歩道の落葉掃きなど最小限の活動に留めた。毎年1月の活動は休むのが慣例だが、今年は9日(祝)に臨時活動日を設けるつもり。
12月23日までに「桜広場」(もとは隣接民家の庭)に生育する桜の古木5本(4本はソメイヨシノ、1本は八重桜「カンザン」)の伐採が終わった。強風時の落枝が心配だったため、桜広場にはロープを張って「立入禁止」としていたが、解除した。
5本の桜はいずれも、幹の下部から枝が出る「胴吹き」が顕著で(樹が弱っている表れ)、ひどく斜立したり、花も葉も十分に付かなくなったり、さして強くない風で太枝が落ちたりしていた。台風や大雪時の倒木リスクを考えて、早期の伐採を緑と公園課にお願いしていた。胸高直径90cm近く、樹高20mほどの巨木もあって、重機を使った大掛かりな作業となった。
いま伐採跡にはガランとした空間がひろがっている。桜の伐採によって、林床の日照条件が劇的に変化するが、これまでの桜広場は、早春のシソ科植物(ジュウニヒトエ、キランソウなど)やタチツボスミレ、秋のヒガンバナなどの「宝庫」だった。林床の生物種の多様性がより豊かになるような方向で保全していきたい。
なお、北側の道路際にソメイヨシノが1本残っている。伐採に当たった造園業者の見立では、伐採が早晩必要になりそうだという。
(大村)