2024年11月の雑木林

入間・樹林の会

2024年11月17日(日)9:30~12:30 晴れ 23℃ 58% 参加者8人

晴天下での暖かく、動くと汗ばむ陽気だった。崖線ウォークを翌週に控えて、役割分担の確認を行った。作業は、通路整備や雑木林広場を見通しや風通しを良くするために、下草刈りの残りを行った。また、北側奥の竹が大きく伸びてきたので、2本大きな孟宗竹を切ってキンランの保護柵を作った。

作業をしていると、奥の民家からヤブから家の方に伸びている竹や草を刈ってくれないか?と頼まれた。竹にクズやつる性植物が絡まって民家側に伸びていたので、メンバーが対応してくれた。民家の主からはきれいになって感謝されたが、樹林の中に入って勝手に切ることもできずに困っていたのとも想像できるが、私たちを作業業者とみて依頼したのだろうか。通路整備・坂道清掃など分かれて作業を行った。

花は少なく、サザンカ・茶の木に咲いていた。実は、ヒヨドリジョウゴ・ムラサキシキブ・ヤブラン・マンリョウ・ナンテン・ナキリスゲ・ガマズミ等があった。ウォークで展示するドングリを拾った。入口のご神木としているシラカシにスズメバチが樹液を吸いに来ていたが、ウォーク当日も気をつけなければならない。

次回の活動は12月15日(日)保全活動 9時半~12時半。(安部)

竹割り

竹の伐採 

藪化した様子

ツルなどを外してすっきりと空もみえて

雑木林広場の整備後

サザンカの花

チャの花

ヒヨドリジョウゴの実

ムラサキシキブ実

シラカシの樹液を吸うスズメバチ


若葉の森3・1会  

宅地隣接地の雑草木の整理
傷んだキンランの立て札の交換

11月3日(日)晴れ 参加者4名

第1緑地、 第2緑地の様子

クヌギやコナラの葉にはまだ緑が残っていますが地面には沢山のドングリが落ちています。

ドングリの実で滑らないよう注意して歩行願います。

秋の花が咲き残っています。

第1緑地のコセンダングサには「キタキチョウ」が第2緑地のトネアザミにはスズメガの「オオスカシバ(多分)」が訪花しています。

アオスジアゲハの幼虫はヤブニッケイで蛹1、タブノキで蛹1計2匹のみとなりました。蛹は健康そうでネットで保護しています。崖線ウォークの参加者に見てもらおうと思って います。

移植したムラサキシキブ1本が枯れました。替わりの幼木を探します。

六別坂沿いのシラカシ大木の大枝が枯れて落下した由、 枝落下災害防止の為伐採するとの 連絡が来ています。

1.宅地隣接地の雑草木の整理の事

宅地隣接地の雑草木の整理、伐採。フェンスに近いクサギ・竹・アカメガワ イヌシデを刈り取った。

アカメガシワなどを伐採しました。

2.キンランの立て札の交換の事

傷んだキンランの立て札の交換をしました。

3.動植物の観察の事

秋の花が咲いています。ホトトギス、カラスウリ、ガマズミ、トネアザミ。秋の貴重なエネルギーを求め 様々な昆虫が(蝶も)訪花して賑やかです。ホトトギスの花が咲き綺麗でした。

(小野)


カニ山の会 ササ刈りや実生木など整理

11月9日(土)晴れ 参加者10名

今月はこれ迄殆ど手入れして来なかった上下通路の中間部(三角地帯)のボサ・ササ刈り。

昔(10~20年前)は、カニ山全体にそうだが特にこの一帯は殆ど背の低いササに被われ、常緑の実生はもっと少なく、シュロは多かったが見通しは今よりずっと良かった。

現状はササが腰より高く伸び下側通路に覆い被さり、ムクノキ、ミズキの実生が地際径で8cm位に育ち、低木のクロモジやイヌツゲも4m以上に伸びている。シラカシ、アラカシの伐採根からのヒコバエは2世争いで競って枝を伸ばし、アオキのような陰樹も多い。

放っておくと巨大化する樹は処置出来るうちに処分する・常緑樹や陰樹は西側に集め、低木も密集しない様にばらけさせて出来るだけ林床の日照度を上げるようにする・ササは通路際のみ刈り残し、内側は地際で刈り払う

上記のことを気に留めながらそれぞれ鎌、鋏、鋸などを手にして一斉に狭い斜面に入り作業を開始。 時々離れたところから確認しながら慎重に、かつ折角育った樹に躊躇しつつも今回は大胆に処分を進めた。

刈ったササ、伐採実生木など処置発生物も思いのほか沢山出た。それらを下段エリアに降ろしササは東側ササ溜め場、伐採剪定材は西側に集積した。中低木はその場の判断で伐採していくので、全員の同意確認はなかなか難しい。

発生材のうち利用できる木・枝は、次回以降改修する柵つくりに活用する予定。11時すぎ三角地帯の作業を終わり、残り時間上段エリアのササ刈りを進めて昼で終了。

今回、三角地帯のササを刈ったため園路から林内に入りやすくなってしまった場所が見られた。次回は柵を作り園路との境界をはっきりさせたい。そのためにキャンプ場北側の竹の利用も考えていきたい。(S&K)

がいせんウォーク2024

申し込みフォーム:
➡︎がいせんウォーク2024申し込み

メール:
ちょうふ環境市民会議
email: info@chofu-kankyo-shimin.org
申し込み期間:11月5日(火)〜11月18日(金)

必要事項:
① 参加全員の名前・年齢(小学生は保護者同伴)
② 全員の電話番号
③ 全員の住所
④ メールアドレス(代表)
⑤ 希望のコース(ABCDのいずれかを記入)

A・生き物コース/定員:小学生16人と保護者
崖線に住んでいる昆虫や植物をガイドが説明します。

B・樹木コース/13人
崖線の樹々の説明をガイド(樹木医)がします。

C・地形コース/13人
崖線の地形の特徴や暮らしをガイドが説明します。

D・歴史コース/26人
崖線の歴史や点在する史跡についてガイドが説明します。

※ 希望者多数の場合には、抽選とさせていただきます。

2024年10月の雑木林

入間・樹林の会

2024年10月20日(日)9:00~12:30 晴れ25.5℃ 37.5% 参加者7人

久しぶりの晴天下での活動日、雑木林広場の植生調査から始めて、林内を巡回しながら調査を行った。樹林地の入口は駐車場側の伐倒で明るくなり、アカメガシワが生えてきていた。根本さんからは、アカメガシワは伐採した樹々のあとに生えてくる先駆植物で、早めに抜き取ったほうよいとのアドバイスがあった。ツバキの森では、ナラ枯れのシラカシの根元に赤いキノコが生えてきていた。カエンダケ?かと一瞬どっきりした。カエンダケは猛毒キノコなので手でも触ってもダメだが、調べてみても名前もよくわからない。林内には多様な種類のキノコが見られるが、名前がわからずキノコ博士が欲しいところだ。シロダモの実をはじめてみたメンバーもいて林内の移り変わりはおもしろい。夏の間の植物の成長にメンバー一同驚くばかりだが草刈りとのおいかけっこはいたし方なしか。

プチ違いは、ミョウガ(ショウガ科)とヤブミョウガ(ツユクサ科)。違いは、葉の付き方(互生と輪生)、脈が先端に集まるか集まらないかの見分け方を教わった。ヤブミョウガは実がつき、ミョウガは花が咲いていた。

花は、ミズヒキ、トネアザミ、ハエドクソウ、ツユクサ、ヒヨドリジョウゴ、子センダングサが、実はムラサキシキブ、ガマズミ、ヤブミョウガ、ナキリスゲ、シロダモ、マンリョウ、センリョウ、昆虫はジョロウグモがあちこちにクモの巣が張っている。坂道には落ち葉や小枝がおちていたため、最後に全員で掃除をした。

次回の活動は11月17日(日)保全活動 9時半~12時半。(安部)

プチ違い:左ヤブミョウガ、右ミョウガ 

プチ違いの説明をきくメンバー

マンリョウの実 

シロダモの実 

ヤブランの実

坂道清掃 

7番枠のコナラ実生


カニヤマの会 プレイパークイベント参加

10月12日(土)晴れ 参加者12+2名

今日はカニ山の会の活動エリア隣で他団体によるプレイパークイベントがある。事前に打ち合わせをして、カニ山の会としても参加手伝いを決めていた。

プレイパーク開始の11時までは8月に刈り残したキャンプ場北エリアでの草刈り。北側区域は日陰が多く、西側は在来種のヌスビトハギとササが優勢でこれにダイオウマツ(ダイオウショウ)の枯葉が絡んでいる。一方、東と北端側はツル性の草が地を這い、他の草に被さっているので刈った草をツルごと剥ぎ取る。

ツル性の草が絡まる

草刈りが進んだ広場からプレイパーク用テントを臨む

手間のかかる作業だったが作業人数もいて大方刈り終え、11時から刈草溜め(バイオネスト)作りを始めた。

材料(枯れた小枝)運びから子供に担わせる予定だったが、幼児には魅力が無かったようで小さい子数人が枝を抱えて運んでくれたが、殆ど会員で運び集めた。運んだ枝は、粗朶垣作りの要領で太めの枝で輪郭を作ったら(今回は直径2m程度)、順に枝を絡めるように積み重ねて行く。

拾い集めた小枝を使って枠を作る

プレイパークに来ていた親子も加わり順調に囲いが出来始め、次々に刈草を入れると直ぐ山のように積み上がった。そこで若いボランティアスタッフが草に乗って踏み踏みを始めると、あっという間に柵の高さよりペチャンコになった。この先どれくらいの期間で跡形もなくなるのか楽しみ。(虫の棲みかになった後は雑木林の土になるはず)

刈った草を積んでいく

草の上から踏み踏み こんなに平らに!

仕上げ・片付け仕事は午後に回して、昼食が終わる頃、会員が弁当を広げているシートのすぐ横に突如、枝元10㎝、長さ3mほどのイイギリの枯枝が落下してちょっとした騒動になった。見上げれば私達の真上のコブシにも枯れ枝が確認されたので パークスタッフによって直ぐ規制線が引かれた。行政に報告し処置を待つとなるとプログラムにも影響が及ぶとのこと。脚立があれば、手鋸で安全に切り落とせると判断し、急遽脚立と鋸を準備して枝落としを実施した。予定外の作業だったが無難に措置し、落とした枝を整理し道具を片付けて終了した。(S&K)

切り落とした枯れ枝を処理


若葉の森3・1会 浸透桝の清掃、竹囲いの補修、孟宗竹の伐採、宅地隣接地の雑草木の整理、コナラ育成地間伐

10月6日(日)曇り 参加者7名

第1緑地、第2緑地の様子

今年の猛暑と頻繁な降雨のためか、クサギ・アカメガシワ イヌシデ・クズ等が生い茂っている。移植したムラサキシキブ1本が枯れていた。又、アオスジアゲハの幼虫 が昨年と同じ木で育っている。但し最初の発見時より数が減っている。オオカマキリ がいたので彼のご馳走になったかも知れない。

1.竹囲いの補修の事
竹囲いが故意に破壊されたようで皆で唖然とした。事前に準備していた竹材を使用。まず、竹杭を打ち込み、ドリルで穴を開け、針金で竹材を固定した。竹囲いの補修は交代しながら進めた。この補修は繰り返し行って来たので皆手慣れたものだった。

2.孟宗竹2本を伐採の事
落葉溜の補強材として孟宗竹2本を伐採した。ロープを高く掛け樹木の伐採手順「受け口→追い口」に従い竹ノコで切り込み決めた方向にロープで引き倒す事が出来た。落葉溜の本格的な補強・補修は次回以降となる。

3.宅地隣接地の整理の事
境界フェンス越しのつる植物やフェンスに近いクサギ・アカメガシワを刈り取った。

4.動植物の観察の事
秋の花が咲いています。ヒガンバナ(赤と白)、カラスノゴマ、センダングサ、シラヤマギク、マヤラン、アキノノゲシ及びトネアザミ。秋の貴重なエネルギーを求め様々な昆虫が(蝶も)訪花して賑やかです。又、移植のガマズミが色付いてきた。実が多く熟して真っ赤になるのが楽しみ。

(小野)