2025年3月の雑木林

入間・樹林の会

2025年3月16日(日)雨 気温6℃ 参加者:6人

雨の降るとても寒い1日だった。活動はせずに林内巡回し、ごみ拾いと来年度の必要な活動について意見をだしあった。2月に樹木を10本近く伐倒したおかげで、坂道からは、隣のマンションがよく見えるようになり、視界が広がった感が強い。陽がさすようになったからか、雑木林広場にはキツネノカミソリが増えていた。他に、今年がツバキの花の当たり年なのか、赤やピンク、白の斑入り、薄紅、八重など色と満開の花が目につくようになり、皆が「こんなにツバキがあったんだ!」と驚きの感想ばかり。

マテバシイ広場の林が開けてきて、小鳥が林の中に入りやすくなったか?と思ったが、あまり木を伐ると今度はカラスが入るようになることもあるという。明るい林を好まない鳥もいるので難しいものである。
シャガの広場のニリンソウは葉を広げてスプリング・エフェメラルの花はまだ開花していなかった。柵が壊れているので、とりあえずの補給のみ行った。

今後の活動として、①駐車場側のエゴの木が全て伐採されエゴの花がなくなったのは何か寂しいので少し補植をしてもよいのではないか、②竹林の竹の伐採と民家側が藪化しているので早急に下草刈りと伐採をする、③ニリンソウの柵の補強、④マテバシイ広場の坂道からの斜面に実生のエノキを移植する、④ミゾグサレのスギの伐採(市に依頼か?)、⑤ツバキの下枝の整理、⑦アジサイの剪定、⑧落ち葉だめの整備、⑨倒木の片付けなどすることが次々にでてくる。
花は、ヒイラギナンテン、ツバキ、サザンカ、ホトケノザが咲いていた。 

鳥は雨で寒いからか、ヒヨドリしか姿や鳴き声が聞こえなかった。
次回の活動日は4月20日(日)植生調査と保全活動を行う予定。

(安部)

1.坂道から隣のマンションがよく見えるようになった

2.雑木林広場駐車場側の様子

3.キツネノカミソリが増えた!

4.満開のツバキがあちこちに

5.ニリンソウの葉を広げて、花が楽しみ

6.ヒイラギナンテンの黄色の花が目立つ

7.ツバキの森に根本が腐った倒木が

8.竹林の整備が必要


カニ山の会

3月8日(土)晴れ 参加者:17名 場所:樹林東エリア

9:00野草園駐輪場に集合して野草園に道具を取りに行ってから、樹林東エリアに移動し、男性陣・女性陣にわかれて作業しました♪

◎男性陣は樹林東エリア南部道路際の雑木伐採と切詰めをしました。
エリア南側崖上の先進樹木が生い茂って、真上にある電線に干渉していたので、急斜面で足場も悪いため見送ってきましたが、今回対応することにしました。
新しく購入した太枝ハサミで蔓を切り、目の高さの幹を伐って、ロープで牽引して取り除きました!
崖上の東側に5メートルほどのシラカシとクスノキが並んでいますが、手が付けられなくなる前に3メートルほどの高さに切りました。

◎女性陣は樹林東エリア民家前の椿剪定を
以前皆伐した苗から成長したもので、花を付けるので伐らずに残しているが夏場は蔓に覆われたモンスターと化すため、この日は大胆に切詰めました!
剪定経験のあるメンバーが剪定初心者のメンバーにレクチャーしながら進めました♪
最初はおっかなびっくりだったメンバーも、1時間、2時間と作業を進めるうちに楽しく作業できるようになり、どの椿もすっきりとした姿に

◎どちらも剪定が終わると、こんどは引き出されてくる幹と枝を鋸や太枝ハサミや剪定ハサミで解体する作業に
幹と枝がたくさん出たため、解体でさえ時間内に終えることが難しく、風花が舞うなか終了時間となりました。
大量に出た枝葉は活用材にするほか、廃棄するものは市と折衝することにして、解体は臨時活動日を設けて行うことにしました。
メンバー全員ケガなどもなく、無事12時20分解散しました!

(千坂真衣)

搬入

森生くん

椿伐採

東側伐採

カニ山の会解散

椿


若葉の森3・1会 もみじ・コナラの根回し  落葉溜用の孟宗竹材料の作成 オカメザサの刈り取り 

3月2日(日)晴れ 参加者5名 

第1緑地、 第2緑地の様子 
雨が無く土埃が上がるほど表土がカラカラになっている。
そのせいか土留めの杭が所々で補修が必要になっている。
住宅開発やナラ枯れで樹木が伐採され若葉の森が薄くなったのが原因か野鳥の数が少なく感じます。
第2緑地ではツバキが咲いている。
花の色は赤と白。 赤は 「ヤブツバキ」 か?

1.もみじの根歯の根回しの事 
第1緑地、 六抜坂よりのシラカシ伐採で生じた空地用としてモミジの幼木約20本の根回しをスコップとクワを使って行いました。
今年の梅雨前に数本トライアルで移植してみたい。残りは来年移植予定。 

根回しをするには最適な時期のようです。

2.落葉溜用の孟宗竹材料の作成
落葉溜が痛んできたため部材として孟宗竹をナタと木槌で割った。1本の竹から6本の部材がとれます。

腐食した竹柵の素材作り(長さを揃えます)

腐食した竹柵の素材作り(竹を6等分に割きます)

3.第2緑地 オカメザサの刈り取り
今年はオカメザサの成長が良くないようです。背丈が高いオカメザサのみを刈り取李ました。

今年はオカメザサの生育が悪いようです

刈り取ったオカメザサを落ち葉コンポストへ

4.動植物の観察の事
キンランはまだ昨年の枯れたものが残っているだけです。

白い椿が綺麗でした。

3月のキンランの様子

(小野) 

雑木林ボランティア講座2025

2025年度受講生募集

申し込み期間

対象:18歳以上の方で野外活動ができる方
受講料:1500円(保険料+テキスト代)※全6回分
定員:申し込み順20人
申し込み:ちょうふ環境会議の申し込みフォーム、またはメールに氏名、年齢、住所、電話番号、Eメールアドレス、、環境関連で興味があることを明記し、4月10日(木)〜4月24日(木)の期間に info@chofu-kankyo-shimin.org まで。


第1回講師:菊地 俊夫 (東京都立大学名誉教授/特任教授)
プロフィール
東京都立大学名誉教授・特任教授.理学博士.専門は農空間の持続性や商品化、フードツーリズムや環境資源の適正利用などの研究。主な著書は、『持続的農村システムの地域的条件』(農林統計協会)、『フードツーリズムのすすめ』(フレグランスジャーナル社)、『東京地理入門』(朝倉書店)、『観光地誌学』(二宮書店)など多数。

第1回5/24(土) 調布の雑木林里山

開講式・オリエンテーションのあと、里山や雑木林とは何かを学び、それらの役割を再認識します。
講師 : 菊地 俊夫
佐須ふれあいの家→佐須・深大寺地域

第2回6/14(土) 雑木林の保全作業と安全管理

実際の作業を進める上での危機管理と道具を使うコツや手入れ方法を覚えます。
講師 : 小島 圭二
佐須ふれあいの家→深大寺自然広場

第3回7/19(土)雑木林の生態系(植物編)

データから読み取る雑木林の形態や植物の名前を学びます。
講師 : 根本 淳
入間地域福祉センター→入間1丁目樹林地

第4回9/20(土)雑木林の生態系(生き物 むし編)

むしや生き物を実際に観察しながら生態系を学びます。
講師 : 石川 和宏
佐須ふれあいの家→深大寺自然広場

第5回10/25(土)雑木林の恵みを体験

山のカマドを使用し、花炭作りなどをします。
講師 : 小池 弘志
佐須ふれあいの家→深大寺自然広場

第6回12/13(土)樹林地見学バスツアー&ワークショップ

市民が雑木林保全作業を行っている樹林を中心に見学し、全講座のまとめも行います。
講師 : 小池 / 安部
市内樹林地→入間地域福祉センター


問合せ
調布市環境部環境政策課 TEL:042ー481ー7086
ちょうふ環境市民会議 info@chofu-kankyo-shimin.org

2025年2月の雑木林

カニ山の会 落ち葉かきシーズン

2月8日(土)晴れ 参加者13名

昨年末は落葉が遅かったが、1月になってようやく落ちきったようだ。

会で所有する道具と野草園にある物、クマデ・フゴ(グリーンバック)・テミ(チリトリ)・ブルーシート・2輪車などをいくつも運び込んで作業開始。

各自道具を持つ

かき寄せた大量の落ち葉をブルーシートに乗せ、先ずは上段の落ち葉溜めへ運ぶ

落ち葉を掃き過ぎると雨水は地表を流れ地中に染み込みにくくなる。そのため植物も生えにくく、いわゆる裸地という状態になりやすい。けれど厚く積もった落ち葉の下からは春の下草も出にくい。そこで例年話題になるのが「適当な落ち葉かきが大事」ということ。

上段の落ち葉溜めはすぐに一杯になるが、何度も踏み込みをしてどうにか入れ終えた。

同じように中段、下段の落ち葉もかき集め、これは下段の西側にある落ち葉溜めに運び入れた。

下段の落ち葉溜めに入れて踏み込み

11時30分には東樹林の作業を切り上げ、キャンプ場に移動。

農業公園のボランティアの方が参戦

こちらはカニ山の会の作業場所ではないが、農業公園での落ち葉堆肥作りに協力するため、事前に相談して運びやすいキャンプ場での落ち葉かきに協力することにしていた。

ここはダイオウマツの葉が広範囲に散っている。松葉は分解が遅く堆肥には向かないという話もあり、なるべく避けるようにして集め一箇所に集積した。途中から農業公園落ち葉かきイベントの関係者の方々が見えたので中央フェンス際に吹き溜まった落ち葉回収は任せて、会の活動を終了した。(S&K)

2月21日(金)晴れ 臨時作業 参加者3名

樹林内部の保全のために、通路と樹林は簡単に通り抜けられないようにしたい。そこで伐採した竹の枝の部分を使って竹穂垣を作成する。

1日目は竹の細かい枝から葉をむしりとる。

2月23日(日)晴れ 臨時作業 参加者4名

昨日に用意した竹の枝を束ねた物を竹ではさんで柵にする。嵐山の竹林風!


入間・樹林の会

2025年2月16日(日)晴れ 気温13.9℃ 参加者5人

1か月ぶりの樹林地、天気も良かったが、明るくなっていることに参加メンバー全員で驚く。林内を巡回して、シャガの広場の溝腐れのスギが6本、マテバシイ広場のマテバシイ1本、他坂道横の木1本他3本が伐採されており、日差しが差し込んでいた。

特に、坂道からは、富士山を見ることができたことは喜ぶべきことで、「看板が欲しいね」と思わず口にする。夏になると樹木が茂って見えなくなるのだろうか。3月2日に子ども野鳥観察会を催すので、通路整備、坂道清掃、マテバシイ広場の下草刈りを分かれて行った。マテバシイ広場では、ツバキの花が満開になっていて、作業をしていると、ヒヨドリ、シジュウカラ、エナガ、シロハラ等の鳥が頭上をいきかっていた。観察会の時にも鳥がたくさん出てきそうなので楽しみになる。

鳥はヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、シロハラ、エナガが、実はマンリョウ、シロミマンリョウ等が、花は、スイセン、ツバキが咲いていた。 

次回の活動日は3月16日(日)保全活動を行う。3月2日(日)には子ども野鳥観察会を開催予定。(報告:安部)

1明るくなった樹林地内

2富士山

3シャガの広場スギ伐採後

4伐採された溝腐れのスギの切り株

5シロミマンリョウ実

6スイセン花

7ヒイラギナンテン花

8シラカシの樹液を吸いにきたメジロ

9メジロ2

10落ち葉をはいた坂道

3月2日子ども野鳥観察会

2025年3月2日(日)9:30~11:30 12℃

子ども野鳥観察会には年長6歳と3才の女の子と母親の1家族の3人の参加があった。各人に、双眼鏡を貸与して、はじめに双眼鏡の使いかた、野鳥観察の時の注意を行った。

天気が曇っていたせいか、駐車場では双眼鏡の使い方を看板を見ることにしたが、両目でみることは難しかったようだ。Nさんの畑に移動して観察しようとしたが、毎年みられる畑を歩くツグミもカワラヒワの群れも見ることができなかったため、フクジュソウやツバキなどの花を観察した。

ツバキには、ヒヨドリがたくさん飛び交っていた。梅の木にも飛んできたのでよく観察できた。飛び方の波状形に飛ぶ特徴も伝えた。NTT研修センターの方に移動し、キジバト、オナガ、ハシブトガラス、ムクドリ、メジロを観察した。特にオナガが、群れでいて樹々の間を飛んでいたので、尾っぽが長い特徴を伝えて、写真や絵を見せて確認した。飛び姿で尾っぽが水色なこともあり、3歳の幼児がとても気に入っていた。幼児2人がはじめに覚えた鳥の名前がオナガであった。

幼児の2人には首からぶら下げ続けるのは重そうだったので、途中からスタッフが持った。入間1丁目樹林地内では、鳥の鳴き声も姿も見られなかった。時間が11時半を過ぎてきていたので、講師から「鳥たちのお昼の時間だから飛んでいないのかもしれない」と話していたが、時にエナガやシジュウカラなどのカラ類の声が聞こえてきた。

地域福祉センターに戻り、鳥あわせを行った。ヒヨドリ、キジバト、オナガ、ハシブトガラス、ムクドリ、メジロ、シジュウカラ、スズメ、ドバトの9種を確認した。幼児2人は楽しかったという感想をのべ、母も意外に鳥が身近なところにいることがわかった、ということで関心をもってもらうことができ、無事に終了した。

1鳥の観察

2鳥の観察2

3斑入りツバキ花

4満開のツバキ

5集合写真


若葉の森3・1会 もみじ・コナラの根回し

落葉溜用の孟宗竹材料の作成 オカメザサの刈り取り
3月2日(日)晴れ 参加者5名

第1緑地、 第2緑地の様子
雨が無く土埃が上がるほど表土がカラカラになっている。
そのせいか土留めの杭が所々で補修が必要になっている住宅開発やナラ枯れで樹木が伐採され若葉の森が薄くなったのが原因か野鳥の数が少なく感じます。
第2緑地ではツバキが咲いている。
花の色は赤と白。 赤は 「ヤブツバキ」 か?

1.もみじの根歯の根回しの事
第1緑地、 六抜坂よりのシラカシ伐採で生じた空地用としてモミジの幼木約20本の根回しを スコップとクワを使って行いました。
今年の梅雨前に数本トライアルで移植してみたい。残りは来年移植予定。

根回しをするには最適な時期のようです。

2.落葉溜用の孟宗竹材料の作成
落葉溜が痛んできたため部材として孟宗竹をナタと木槌で割った。1本の竹から6本の部材がとれます。

腐食した竹柵の素材作り(長さを揃えます)
腐食した竹柵の素材作り(竹を6等分に割きます)

3.第2緑地 オカメザサの刈り取り
今年はオカメザサの成長が良くないようです。背丈が高いオカメザサのみを刈り取李ました。

今年はオカメザサの生育が悪いようです。 刈り取ったオカメザサを落ち葉コンポストへ

4.動植物の観察の事
白い椿が綺麗でした。キンランはまだ昨年の枯れたものが残っているだけです。

白い椿が綺麗でした
3月のキンランの様子

(小野)