入間・樹林の会
2025年5月18日(日)曇り 気温29℃ 参加者:9人
林内を巡回しながら、4月に実施できなかった植生調査を行った。4月よりも葉が生い茂り下草の勢いも増していた。雑木林広場でキンラン1株が咲きさらに通路に1株がみつかり保全柵を急遽囲った。他にもササバギンラン3株がみつかりほっとした。1月に比して3か所のゾーンと4つの方形枠も種数が増えており、季節のうつろいを感じるが、植物の繁茂力に圧倒される。今回のプチ違いは、あらためてエノキ・ケヤキ・ムクノキと樹皮の違いでアカメガシワ・シデ・ムクノキを観察した。カビチョウの鳴き声やメジロのさえずり、ワカケホンセイインコやシジュウカラなどの鳴き声でにぎやかな林内だった。
花は、ガマズミ、エゴノキ、イヌツゲ、トキワツユクサ、アジサイ、スイカズラ、ノゲシ、マスクサ、ナガミヒナゲシ、ヤブジラミ、ショカツソウ、アマリリス(誰かが球根を投げ入れたのだろうか)、実はサンショウ、ノゲシ、ヤブニンジン、
次回の活動日は6月15日(日)保全活動を行う予定。
(安部)

1.ガマズミの花

2.エゴノキの花

3.イヌツゲの花

4.プチ違い:左からエノキ・ムクノキ・ケヤキ

5.スギの溝腐れの切り株

6.アカメガシワの樹皮

7.ムクノキの樹皮

8.シデ類の樹皮
若葉の森3・1会 筍の伐採
5月4日(日)晴れ 参加者8名
第1緑地、 第2緑地の様子
4月の活動日では全く見らなかった筍がこの1か月に間にニョキニョキと生えたようで太く、高く成長した筍まで30本以上。
第1緑地では、表土流出止めの竹材が外され荒れてきた。
第2緑地では、 キンラン ギンランの開花を追いかけるようにタツナミソウ エビネ・ ノイバラが咲いている。
昨年移植のカキクリ ガマズミエゴノキムラサキシキブは根付いたようで新しい葉 がまぶしい。
1.筍の伐採。
第1緑地、 第2緑地ともに本日の作業は筍の伐採整理のみ。
成長すれば近隣住宅に迷惑がかかりそうな筍から順に伐採した。
高い筍にはロープを掛け受け口・追い口を入れてあらかじめ決めた方向へ引き倒した。
崖線斜面の筍では足場を確保しながらの作業となった。
切り倒した筍約30本は第2緑地の廃材置き場まで運び入れた。 孟宗竹の筍には水気もあり親竹並の重さがあった。

このくらいの大きさのうちに竹を伐採するのが楽です。住宅隣接木の伐採は住宅側に竹が倒れないように気をつけて数人で作業します。

高い筍にはロープを掛け注意を払い伐採

周りに注意を払い数人で作業します
2.動植物の観察の事
今年はタケノコの成長が遅いようです。 まだ1本も出てきていませんでした。

キンラン

ギンラン

エビネ

クロアゲハ
(小野)
カニ山の会
5月10日(土)雨のため翌日に延期
5月11日(日)晴れ 参加者9名 春のフロラ調査
例年、植物調査は女性ばかりで男性陣は他の作業をしていましたが、今年度は男女とも調査をする代わりに、樹木班と草本班の2つに分かれて実施しました。
午前中は東樹林内の調査です。草本は植物調査関連の仕事をしている会員の方にインストラクターをお願いし、樹木はカニ山の会リーダーを調査リーダーとして実施しました。
例年見ているので、なんとなく分る植物が多いのですが、細かい違いをはっきりと覚えていないので、どんどん名前を言われてもメモが精いっぱい。例えばヤブジラミとオヤブジラミは咲く時期も少し違うので2種を見比べることができません。「そう言われるので、そうかなあ」と進んでしまいます。

オオミズアオ発見!
普段は草本類については帰化植物と在来種とか、食べられる食べられない、などの違いを気にしているだけですが、記録として表に記載するとなるとそうもいきません。
時には学習会も開いて会員の中から数人の植物博士? が生まれるといいのかもしれません。
昼休憩をはさみ午後は東樹林東の調査も終えました。

ガマズミ

スイカズラはまだつぼみ

モミジイチゴの美味しそうな実
山笑う はそろそろ終わりの時期かもしれませんが、ともかく様々な花が咲き、実が付く草木も多く、緑の中を風が吹き抜け、雑木林が最高に美しい季節です。
5月28日(水)晴れ 参加者7名 臨時活動日 苗圃作り
コナラの実生木を苗圃で育てようというPUの実施。2020年頃から始まったナラ枯れも昨年はかなり下火になりましたが、その間に被害にあったコナラ等の樹木が100本近く伐採されたので少しでも再生させようという試みです。
キャンプ場に隣接する16㎡程度の場所の草取りをして耕し、今日の作業は終了。後日25本ほどの苗を植える予定です。 (鍜治)

皆で耕す

ロープで囲う

苗床完成