2021年1月の雑木林

カニ山の会 安全祈願と仕事始め

1月9日(土)晴れ 参加者 9名

今年の仕事始めは天気に恵まれ、例年と同じ場所で安全祈願を行った後、作業に入りました。例年だと続けてカニ山キャンプ場のかまどを使って鍋を囲みつつ新年会、、という楽しみがあるのですが今年は残念ながら自粛です。

いつもの木の根元に道具とお供え物を置き安全祈願

草刈りに追われないこの季節、ようやく夏に剪定した枝を片付けたり、園路を埋め尽くした落ち葉を掃いたり、といった作業を行うことができました。

どこが道か分からないほど落ち葉で一杯

枝の片付けの際に、夏は「ジャングル」と化す東樹林に入ると冬で葉が落ちているから、という以上に妙に見通しがよくて驚きました。

国領駅前のタワマンまで見通し良好

主だった木が剪定されていたおかげなのですが、いつ誰が行ったのか?(もちろんプロの業者の方だとは思いますが)情報が共有されておらず今も謎のままです。カニ山のナラ枯れは2月後半に伐採が決まったようでよかったです。 (安田)


入間・樹林の会

1月17日(日)曇り 参加者7名

年初の安全祈願を行った後に、民家横水路側下草刈り、駐車場の下草刈り、坂道清掃等の作業を行った。緊急事態宣言の再発令後だったが、全員マスクを着用し対策をとって作業した。

カラスウリ・フジ・ゴヨウアケビなどのツルがからまり坂道側からみても藪化していたのでその枯れ草を取り除き、アズマネザサやマテバシイのひこばえ、実生のマテバシイやムクノキ等を伐採した。目の高さまでの枝払いをしたので、坂道側からは見通しもよくなり、奥の赤いツバキの花が目立ってきた。

下草刈り等をしたので冬鳥が明るい林に入りやすくなっているのでこれからが楽しみでもある。花はスイセン、ツバキ、実はマンリョウ、キミセンリョウ、ナンテン、アオキが、鳥は、メジロ、ヒヨドリ、コゲラ、ツグミの姿を葉が落ちた木々の間からよく観察できた。2~3ヶ月前より、通路の樹々の枝をメンバー以外の市民が無断で伐採しているのがみられ気になるところだ。 (安部)

安全祈願
枯れ草とり
伐採後
ツバキ花
道具片付け
誰が切ったか

若葉の森3・1会 若葉緑地の会

若葉町の2団体は(コロナ禍とは関係なく)例年のように活動を休みました。1月31日夕刻に若葉町3丁目第一緑地に立ち寄ると、ちょうど富士山に太陽が沈むところでした。まるでお日さまが富士をかじっているみたい。これが日の出だと、まさにお正月向きの写真なのですが・・・

若葉町3丁目第一緑地(崖線上)から2021年1月31日16時54分撮影

第一緑地では南西側住宅地との境界部でシラカシの大木7本が伐採されました。そのために富士山方面の見通しが良くなったのはいいのですが、日当たり・風当りが変化して乾燥化が一層進み、表土の流失がさらにひどくなるのではないかと心配です。

崖線上から南西方向を望んだパノラマ写真でシラカシ伐採前と伐採後を比較してみました。伐採後、現場に立つといかにもスキスキ(隙々)感があるのですが、写真では、それほど大きな変化には見えないかもしれません。しかし、ひとつの記録としてここに掲載しておきます。(大村)

2020年11月29日 住宅地との境界部のシラカシ伐採前
2021年1月31日 シラカシ伐採後

2020年12月の雑木林

若葉3・1会  第一緑地 シラカシの大木の伐採

12月6日(日)晴れ 参加者7名

 若葉の森では、土留めの補修、六別坂の落ち葉かきなどの通常の作業の他、12月8日に行われる「第一緑地の大木の伐採」の内容を確認しました。わたしたちは、この森を象徴するようなシラカシの大木たちの伐採前の最後の様子を目に焼き付けながら、「森の再生計画」の意見交換などを行いました。

 住宅に隣接するシラカシの伐採が済むと、スペースも広くなり日照などの環境も変わるでしょう。近隣住宅と若葉の森の共存を目指し、この緩衝地帯にどのような植栽の若木を育て、どのような「新しい森」を作っていくのかを具体的に考えていきます。

若葉の森

●この若葉の森は国分寺崖線上に位置するため、緑地のほとんどが斜面となっています。雨が降るたびに斜面を土が流れ落ち、坂下に位置する隣接住宅との境に泥が溜まります。これらの泥を除去して斜面上部に戻す作業は、なかなかの力仕事です。

隣接住宅の泥の堆積の除去

●道路への流土を防ぐために、六別坂下入り口の泥の堆積の除去作業と、土留めの補修を行いました。

六別坂下入り口

●六別坂落ち葉掃き。イヌシデやケヤキの落ち葉の他、シラカシのどんぐりなどがたくさんありました。

六別坂の落ち葉かき

●2020年12月8日に、第1緑地のシラカシ老大木7本(いずれも樹高20m以上、他に中高木1本)の伐採が行われました(写真 左:伐採の周知文/右:業者による作業の様子)。これらの大木は、近年のゲリラ豪雨、強風、台風等による倒木や、隣接住宅への影響が懸念されていました。

伐採

●この写真(左:伐採前/右:伐採後)のように、隣接住宅地との間にかなり大きなスペースができました。シラカシの大木たちがなくなり正直寂しいですが、今後は「森の再生計画」の具体化が課題となります。

伐採前・後

カニ山の会 安全講習会に参加

12月12日(土)

 12月の定例活動日は市内の雑木林ボランティア向けの安全講習会と重なり、カニ山の会のメンバーは他の会と合同で講習会に参加しました。

 午前中は佐須ふれあいの家で座学、午後はカニ山でフィールドワーク。鋸、鎌などの道具の使い方、手入れの仕方を改めて学びました。

「密閉」空間ではないものの念のためマスクをつけて作業

安全の基本に立ち返りヘルメットも着用

 この日は毎年1月の活動日に行う安全祈願の山開きと新年会(カニ山キャンプ場での食事)について相談しました。新年会は見送りですが、山開きの儀式は予定通り。1年の初めに欠かせないイベントです。 (安田)


若葉緑地の会 鮮やかな紅葉とともに

12月13日(日)晴れ 参加者7名

 この日の最低気温は3.7℃(府中)。ひと月前の活動では必須だった蚊取り線香かがようやく不要に。

 11月末から最低気温が5℃以下の寒い朝が続いたためか、紅葉がひときわ鮮やか。それにしても、東京ではいつから12月中旬が紅葉の盛りになったのだろうか。都心の街路樹のイチョウが年末になっても緑なのに気づいたのは、もう30年以上前だったと思う。

――緑地入口付近の落葉掃き
1年納めの活動なので、周辺道路の清掃範囲を大幅に広げて念入りに行った。

――奥に第2緑地のナラ枯れ被害木
道路を掃きながら隣りの第2緑地を見ると、奥にナラ枯れに感染した大木が見える。8月から葉が赤黒く枯死したが、落葉の仕組みも壊れたのだろうか、まだ枯葉が枝にかなり残っているのが、かえって痛々しい。

 ――マスクをはずして
 周辺道路の掃除の後は、緑地内散策路の土留めの補修。
5月25日の緊急事態宣言解除を受けて、6月から会としての活動を再開したものの、マスクを着けての作業が続いた。12月になって、またしても感染拡大の勢いが増しているが、来年は「マスク不要」の日々が来るようにと、マスクをはずしての記念撮影で1年を締めくくった。(大村)


入間・樹林の会

12月20日(日)晴れ 参加者9名

 三角地の手前のアジサイの伐採と周辺の下草刈り、坂道清掃等を行った。太いアズマネザサが背丈近くまで伸びていたり、サネカズラのツルがからまったりでヤブ化していたので、作業後はすっきり、道路からの見通しもよくなりすっきりして達成感があった。花はスイセン、ツワブキ、サザンカ、実はヤブコウジ、マンリョウ、センリョウ・キミセンリョウ、ナンテンなどのお正月ものが揃っていた。他にムラサキシキブ、ヤツデ、トウネズミモチ。5年間活動したメンバーが12月に岡山に引っ越すことになった樹林地内のビワの葉やクサギの実で染めたスカーフをみせてくれた。今後は、染色などもできるとよいが。(安部)

雑木林広場でお出迎えのスイセンの花

ヤブコウジの実がいくつもみつかった、

センリョウ実

カラスウリがひっそりと

すっきりした三角地、道路が見通せる。

樹林地内の植物で染めたスカーフ 左ビワの葉、右クサギの実

2020年11月の雑木林

入間・樹林の会

11月15日(日)晴れ

11人の参加者で二手に別れて、シャガの広場からの三角地手前のヤブミョウガ・アズマネザサ刈りとツバキの森のサネカズラ伐採を行った。人手が多いと作業は進み、「達成感があった、やりがいがあった」の感想も。花はヤブタバコ、コセンダングサ、ツワブキと黄色の花が、実りの秋らしく、ガマズミ、ムラサキシキブ、クサギ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ナキリスゲ、ハエドクソウ、チヂミザサ、ヒナタイノコズチ、ヨウシュヤマゴボウ、マンリョウ、センリョウ、ヤブコウジ、アオキなど。(安部)

ガマズミ実
ムラサキシキブ実
ツワブキ花
ヤブコウジ実
三角地横作業

若葉3・1会 ナラ被害木の経過観察・木製椅子づくり等

11月1日(日)晴れ 参加者7名

先月に引き続き、ナラ枯れ被害調査報告および被害木の経過観察を実施。そのほか、木製椅子づくり、中央通路土留め補修、粗朶柵取壊し、コンポスト柵の補修など、比較的細かい作業を中心に実施した。

●ナラ枯れ被害調査について説明。第二緑地はクヌギ・コナラを中心に被害が広がっているが、第一緑地では新たにシラカシに被害が確認された。

ナラ枯れ説明中

●現在被害が確認されている木々において、冬の間に何が起こるか経過観察が必要である。落葉すると、どの木が被害木か見分けがつかなくなるので、今のうちにしっかり目印をつける。

ナラ枯れ

●六別坂落ち葉掃き。落ち葉のピークは来月ごろか。

六別坂落ち葉かき

●第一緑地に設置する、木製椅子づくり。近隣住民の憩いの場となれば…と心を込めて作製中。

木製椅子づくり

●若葉の森で観察した花と虫:カブトムシ幼虫・多量のふん、ヒヨドリジョウゴの実、若葉の森で育てたシイタケ(10月下旬に食べ頃に。大きくて肉厚!)  (内堀)

生き物・植物

カニ山の会 草刈りがはかどる

11月14日(土) 晴れ 参加7人

10月は雨で定例活動が流れ、2か月ぶりの活動。

9月から気になっていた、3方向を住宅地に囲まれた「東樹林・東エリア」の雑草もこの後すっかりキレイになりました。(3方のうち1面だけではありますが・・・)

「東樹林・東エリア」住宅地境界付近 草刈り前

午後は雑木林ボランティア講座の作業実習を受け入れました。受講生の方々とともにカニ山の会メンバーも黙々と作業に励んだところ、こちらもすっかり見通しがよくなりました。

ボランティア講座参加者 + カニ山の会メンバー コラボの成果

午前、午後とも人手を分散させず一か所に全員が集中して作業したことで、成果がはっきり分かる有益な一日でした。やはり「人数」って大事です。

作業日11/14に見た銀杏

毎年この時期に見上げるこの銀杏の木は季節の移り変わりを感じるバロメーターですが、今年はまだ青い葉が目立ちました。他の木々の葉もまだ青々としているものが多いのでナラ枯れの茶色い葉だけが目立ちます。(安田)


若葉緑地の会 スミレ群生地の笹刈と遊歩道補修

11月8日(日) 曇り 参加6名

正午の気温は22℃(府中)で、動くと汗ばむ陽気。依然として蚊取り線香を腰につけての作業となる。

早春にタチツボスミレが群生する「青空広場」の一画で笹刈り。季節はこれからようやく秋本番だが、緑地では春を迎える準備が始まった。

笹刈り

緑地内遊歩道の階段横木で風化が進んだものを、間伐材を利用して取り換えた。

 遊歩道階段の補修

11月29日の「調布がいせんウォーク2020」に参加。第3緑地内にチェックポイントを設けた。「若葉の森」の特徴と二つのボランティア団体による保全活動を説明したリーフレットを、80人ほどの参加者に配布し、ナラ枯れの発生や隣接住宅地との共存の難しさなど、課題についても話した。(大村)

がいせんウォーク当日
リーフレット